マネー

2022.12.20 17:30

【12月第3週資金調達まとめ】クリーンエナジーコネクト、グリーンプロジェクトボンド通じ87.6億円調達


ペイトナー


調達額:19億円
調達先:W(リード) / オリックス・キャピタル / FFGベンチャービジネスパートナーズ / セゾン・ベンチャーズ / ユナイテッド / SMBCベンチャーキャピタル / Chatwork / アイキューブドベンチャーズ / その他金融機関
備考: シリーズBラウンド ファーストクローズ

フリーランスのキャッシュパートナーとして、フリーランス向けに報酬即日払いサービス「ペイトナー ファクタリング」を提供するスタートアップ。

「ペイトナー ファクタリング」は、取引先に送った入金前の請求書情報を登録すると、報酬を即日受け取ることができる“フリーランス向け報酬即日払いサービス”だ。2019年9月26日にβ版、2020年10月8日に本格リリースを開始。

手続きはすべてオンラインで完結し、面談や書面でのやり取りは一切不要。審査は最短60分で完了し、会員登録をした当日から利用を開始できる。利用状況を取引先に知られることもない。

利用者の98.5%に満足の評価を受けており、顧客ロイヤルティを測る指標“NPS”では+37.8ptを獲得するなど、高い顧客満足度を得ている。その結果、利用者の内、70%以上がリピートで利用しており、申込件数は10000件を突破した。

2022年12月には、W fund、オリックス・キャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズ、セゾン・ベンチャーズ、ユナイテッド、SMBCベンチャーキャピタル、Chatwork、アイキューブドベンチャーズを引受先とした第三者割当増資および、デットファイナンスによりシリーズBラウンドのファーストクローズにて総額約19億円の資金調達を実施した。

今後は、採用・組織体制の強化、プロダクトの機能拡充する方針だ。

AdipoSeeds


調達額:16億円
調達先:DCIパートナーズ / Gemseki / SMBCベンチャーキャピタル / ニッセイ・キャピタル

脂肪組織由来の多機能血小板であるASCL-PLCの再生医療等製品としての事業化を目指している慶應義塾大学発のスタートアップ。

同社はヒト皮下脂肪組織からスタンダードな方法で遠心分離したASC(脂肪由来間葉系幹細胞、Adipose-derived Mesenchymal Stem Cell)を含む細胞群から、ASCの欠点を克服するため、独自技術により精製・株化して樹立さされた間葉系幹細胞株ASCL(Adipose-derived Mesenchymal Stem Cell Line)を、ASCL-PLC(ASCL由来血小板様細胞、ASCL-derived Platelet Like Cells)に分化誘導するという技術を基盤として、ASCL-PLCを他家の再生医療等製品として、医療応用することを目指している。

2022年12月には、DCIパートナーズ、ニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル及びGemsekiのそれぞれが運営する投資事業有限責任組合を割当先とする総額16億円の資金調達を実施。

調達資金は、ASCL-PLCの難治性皮膚潰瘍及び血小板輸血を対象とした企業治験準備の一層の加速、新規事業であるPRP(Platelet Rich Plasma、多血小板血漿)療法に関連する受託事業の2023年7月の事業開始などの研究開発資金に充当される方針だ。
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文=STARTUP DB

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