ライフスタイル

2022.12.29 13:00

時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.24 「ホテル椿山荘東京」

敷地内に入った途端、メインエントランス周辺にも緑が繁る。外観の優しい色遣いも印象的。


人気のイタリアンは、今も尚、健在だ。他に、日本料理、会席料理、カジュアルダイニングなど9つものレストランが揃っている。スパ「悠 YU, THE SPA by L’OCCITANE」では、世界的に人気のブランド‘ロクシタン・スパ’のトリートメントが受けられる。
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豪華なメインダイニング、イタリアン・レストラン「イル・テアトロ」の内館。ベネツィアングラスのシャンデリアが印象的、窓の外の庭園を見渡しながら食す本格的なイタリア料理を提供。


イタリア料理の旬のコース「冬の森」。名前「イル・テアトロ=劇場」の通り、期待に満ちたオリジナルの料理が提供される。

庭園アクティビティも揃い、連泊しない限りすべての施設やエンターテイメントを体験するのはどう考えても無理。やはりこれほど施設が充実したホテルでは連泊がお勧めだ。どこにも外出せずに、客室内やラウンジ、庭園などで過ごすホテルライフが理想的である。


日本のホテルスパでは珍しい「ヴィシーシャワー」のトリートメントルーム。 フランスのヴィシー(町)で始まった伝統的な水治療法。水圧で血行促進やマッサージ効果を促す。


スパに併設されたウェルネス施設、20mの室内温水プール。

日本情緒に溢れていたのは、「ホテル椿山荘東京には季節が7つある」と聞かされたこと。日本人は季節感のある歓びを感じていると、日本人の持つ自然への豊かな感性や美学、情緒を謳っている。かつて「つばきやま」と呼ばれた「椿山荘庭園」には自然の椿が約100種、2300本。
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季節の7つを例えて、冬の「椿」に始まり、「桜」「新緑」「蛍」「涼夏・深緑」「秋」「冬」と季節が巡る。私たちが受け継ぐ精神性や伝統が特別な季節感として表現されている。このホテルはいつも自然と共にあり、とにかく居心地がいい。そして5階から14階まで、全267室の中、ガーデンビューに滞在すれば心洗われる庭園が見渡せる。


高級寝具、ロクシタンのアメニティ、そして庭園を見渡すガーデンビューの贅沢な客室。


ホテル椿山荘東京
東京都文京区関口 2-10-8
03-3943-1111(代表)
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/

文=せきねきょうこ

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