そして同時に、自らに集まる人気がその他の主要な王室メンバーからスポットライトを奪っているとして、バッキンガム宮殿内には「夫妻を意図的に攻撃しようとする人たちがいた」ことをほのめかしている。
第4話では、結婚したヘンリー王子とメーガン妃がスポットライトを浴びることが、「ウィリアム王子(当時)と妻キャサリン妃にとっての脅威になっている」ことを示唆する見出しが国内各紙の一面に踊っていたことが説明される。
そうした状況はヘンリー王子に、「夫から注目を奪っている」と非難されることも多かった亡き母ダイアナ元妃のことを思い出させたという。
否定的な報道が引き起こす痛みについて王子は、公務に向かう車の中での母の様子を語っている。後部座席で大泣きする母に父が「もうすぐだ」と言うと、母はわずか30秒のうちに涙を拭き、メイクを直していたという。
メーガン妃は結婚後に経験したことによって、自身が一時、自殺を考えるようになっていたことを明かしている。「私がここからいなくなれば、これらのすべてが終わる……」そう考えてしまうことが、「最も恐ろしいことだった」と話している。
そのメーガン妃は第5話で、父親宛てに書いた自身の手紙の内容が英紙デイリー・メールに掲載されたことを巡って同紙を提訴したことについて語っている(裁判ではメーガン妃が勝訴)。
すべてが崩れるきっかけになったのは、この一件だったという。メーガン妃は当初、この問題について訴訟を起こすことを王室から反対されるとは思っていなかったと述べている。
「メーガン妃に対する戦争」が行われていたと語るジェニー・アフィア弁護士は、裁判で夫妻の弁護を担当。王室の「ほかの人たちの意図に沿うように」、王室がヘンリー王子とメーガン妃について「否定的な説明」をしていた証拠を目にしたという。