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2022.12.18 13:00

英王室御用達フォートナム・アンド・メイソン 香港空港に新店舗

Getty Images

食べ物のギフトボックスや紅茶、高品質なグルメ食材を販売する英国の高級百貨店フォートナム・アンド・メイソンはこのほど、ラガルデール・トラベル・リテールとの契約を通じ、香港国際空港にアジア初のトラベルリテール(旅行客を相手とする小売)店舗をオープンさせた。

300年以上にわたり一流の飲食物を提供してきた同社が店舗を開設したのは、香港国際空港の東館高級品エリアだ。同港は現在、長期にわたるコロナ禍の影響から抜け出しつつある。香港国際空港では、新型コロナウイルスの厳しいテストや隔離規制が、中国を除くアジアの大半の空港より長期間実施されていた。

約46平方メートルに及ぶ同店舗は、このクリスマスシーズンの贈り物を探している香港からの海外旅行客や乗り換え客に、サービスを提供するのにぴったりなタイミングで開店した。

同店には、フォートナム・アンド・メイソンの人気の紅茶やビスケット、チョコレート、紅茶用品やギフトボックスなど幅広い商品が置かれ、高い人気を誇るクリスマスコレクションも現在店内で提供されている。

店で最も焦点が当てられている商品は紅茶だ。フォートナム・アンド・メイソンの歴史では、紅茶が極めて重要な役割を果たした。同社の紅茶は、英国王エドワード7世のため特別に作られたブレンドを通し、1902年から王室御用達の称号を与えられている。

同館には交通量の少なさから一部閉店を続けている店舗もあるものの、ブライトリングやバーバリー、カルティエ、ロエベ、ルイ・ヴィトン、サンローランなどの高級ブランドが展開している。

ラガルデール・トラベル・リテールは、フォートナム・アンド・メイソンの英王室との長い緊密な関係を象徴する王室御用達許可証が店舗のデザインに確実に強調されるようにした。英王室とのつながりは売り上げアップに貢献することが期待されている。

ネットフリックスが制作したヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリーシリーズに関する報道は絶えないが、先日数多くの著名人が出席した2022年「アースショット賞」授賞式に登場したウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の存在により、英王室のイメージは現在良好だ。
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翻訳・編集=出田静

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