世界最大のヘッジファンドに勤務する27歳
本年度のリストには、伝統的な金融大手企業からも複数の若手が選出された。世界最大のヘッジファンドとして知られる「ブリッジウォーター・アソシエイツ」でマクロ経済リサーチチームを率いるケイト・ダンバー(27)もその一人だ。彼女は入社から5年足らずで現在の地位を獲得し、同社の投資委員会の最年少メンバーとして、コロナ禍とそれに伴う経済ショックを検証する研究を推進した。
運用資産が580億ドルとされる「ミレニアム・マネジメント」からスピンアウトしたクオンツ・ヘッジファンド「ワールドクワント」のポートフォリオマネージャーを務める28歳が、エリック・レイ(Eric Lei)だ。16歳でワシントン大学に入学し、コンピュータサイエンスを専攻した彼は、カーネギーメロン大学で機械学習の博士号を取得。人工知能や機械学習、統計学を駆使した証券取引を行っている。
本年度の「30 アンダー30」の全メンバーはフォーブス英語版サイトで公開されている。
(forbes.com 原文)