12月8日から12日にかけて、米国の成人1614人を対象に実施された調査で、登録有権者の59%がトランプが「好ましくない」と回答した。「好ましい」は31%だった。7月の同じ調査で「好ましい」と回答したのは37%だった。
トランプの支持率は、2016年の大統領選に出馬を宣言した2015年7月以降で最低に落ち込んだとクイニピアック大学は述べている。
共和党の有権者の間でのトランプの支持率も、2016年3月以降で最低となったが、全体の70%が今もトランプを支持している。ただし、この数字は7月の77%から低下した。
一方、無党派層でトランプを肯定的に捉えているのは25%に過ぎず、これはキニピアック大学が2015年5月にこの質問の追跡を開始して以来で最低の数字で、7月の34%からも減少した。
さらに、調査対象の登録有権者の70%が、2024年にトランプが共和党の候補者になることを望んでいないことも分かった。しかし、共和党の有権者の56%は「望んでいる」と回答し、「望んでいない」の38%を上回った。
トランプは12月3日、2020年の大統領選に勝ったのは自分だという虚偽の主張を繰り返すとともに、「巨大IT企業」が民主党と組んで自分に敵対していると主張した。さらに、「これほどの規模の巨大な詐欺があったからには、あらゆるルールや規則や条文の終了が許容される」と述べ、合衆国憲法の「終了」をソーシャルメディアで呼びかけた。
この発言を受けて、トランプを大統領選への出馬から完全に排除すべきだと考える登録有権者の割合は51%に達している。
クイニピアック大学は、イーロン・マスクの支持率についても調査している。マスクに対して好意的な見方をする回答者の割合は36%で、「支持しない」と回答した人の割合の33%を上回った。
マスクのツイッターの運営についても回答者の賛否は分かれており、37%が賛成、25%が反対、25%が意見を持たないと回答した。
(forbes.com 原文)