バフェットも注目、SNSで人気を集めた「スクイッシュマロ」とは

Getty Images / Squishmallows

レディー・ガガをはじめとするインフルエンサーやZ世代の多く、そしてウォーレン・バフェットがそのファンだという「スクイッシュマロ」を、ご存知だろうか──?

特に新しくもデジタルでもないこの「ぬいぐるみ」は、新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われ、多くの人がシンプルな心地良さを求めていた間にSNSで大ブレイク。今年はクリスマスプレゼントに絶好の商品の一つとされている。

2017年に発売されたスクイッシュマロは、2020年にTikTokなどで話題となり、多くのインフルエンサーたちの間で人気に。そしてついには、著名投資家ウォーレン・バフェットの目にもとまることとなった。

米国の非営利団体トイ・ファンデーション(玩具財団)は今年、米ジャズウェア(Jazwares)が販売するこのぬいぐるみに「今年の玩具賞」と「ピープルズ・チョイス賞」を贈っている。

また、米国の玩具関連のブログ「プレミアムジョイ」が行った調査によると、ジャズウェアはホットウィール(マテル)やレゴ、ニンテンドースイッチ(任天堂)といったメガ・ブランドを抑え、全米51州のうち21州(41%)で、最も人気のある玩具ブランドとなっている。

バフェットが「買収」


伝説の投資家と呼ばれるバフェットが会長兼CEOを務める投資会社バークシャー・ハサウェイは今年、アレゲニー・コーポレーションを116億ドル(約1兆5600億円)で買収した。

保険事業で知られるアレゲニーだが、その子会社アレゲニー・キャピタルは、金融業以外の数々の分野の企業に投資しており、ジャズウェアはそのポートフォリオの一つに含まれている。

ジャズウェアは現在、米国で最も急成長を遂げている玩具メーカーの1社だ。ポケモンやフォートナイト、そしてスクイッシュマロといったブランドの人気のおかげで、昨年は売上高10億ドルのマイルストーンを達成している。

大人気の理由は?


スクイッシュマロの最大の魅力とされるのは、そのマシュマロのような触感。詰め物にはペットボトルをリサイクルして作った素材が使用われている。そして、スクイッシュマロがその他のぬいぐるみと異なるのは、一つ一つの種類にある「個性」だと考えられる。
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編集=木内涼子

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