Forbes JAPANでは「鳥貴族ホールディングス」の大倉忠司社長に、実際に鳥貴族を訪店したら何から注文するか、何を飲みながら何を食べるか、焼き鳥は串から外すのか、食べる順序やこだわりは何か、などを聞いた。社長自身はいったい「トリキ」をどう楽しむのか? ライブ感覚でお届けする。
聞き手は、あの伝説のグルメ番組「料理の鉄人」にも関わったテレビディレクターであり演出家、同人誌「食べ方図説 崎陽軒シウマイ弁当編」などの発行人も務める「食べ方学会」会長でもある市島晃生氏だ。
前編>>鳥貴族社長に聞いた「安くておいしい」はどう実現しているか
まずは「プレミアム・モルツ」
──後編では「社長が鳥貴族に行かれた際、どういう風に注文するか?」をうかがおうと思います。まず最初は何を注文されますか?
まずビール……。「プレミアム・モルツ」ですね。そしてスピードメニューから「塩だれキューリ」「味付煮玉子」「キャベツ盛」を注文します。
──スピードメニューがビールのお供なんですね。最初にどれを食べますか?
最初は「塩だれキューリ」、次に「味付煮玉子」を。「キャベツ盛」は焼き鳥の合間に食べますね。
──3種のスピードメニューが揃って、焼き鳥は何から?
「もも貴族焼(たれ)」と「ハート(たれ)」を注文します。
──この2つを選ぶ理由は?
単純に、企業として自信があるメニューなんです。また、その店舗によっても違う「タレの味」のチェック、確認も兼ねて、タレで頼みます。
──タレの味は、店舗で違いがあるのでしょうか?
店によって変わりますね。正直、売り上げの低い店ほどタレが美味しいんですよ。忙しい店は頻繁にタレを継ぎ足さないといけないですから。なので、じっくりと時間の経過でいい味が出てくる小型店の方が美味しい、という印象が、あくまでも私にはあります。