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2022.12.18

奄美大島で体験する「リトリート」と「経営」との接点とは?

「ザ・シーン〜ウェルネスリゾート〜」で開催されたリトリート・ツアー


一方、東京と沖縄に2拠点を構えて活動するタレント、田中律子は、今回のツアーで、サップヨガをはじめとする大自然の中で自分と向き合うことの大切さや、海に生息する珊瑚礁の実態をはじめとして、自身が活動している沖縄での珊瑚の保全活動を伝授した。海に魅入られ、2006年から珊瑚礁を保護する「NPO法人アクアプラネット」を立ち上げ、2014年から「日本サップヨガ協会理事長」を務める、日本に於けるサップヨガの第一人者でもある。

今回のリトリートでは、主催インストラクターとして参画し、波の上のサーフボードで美しくヨガポーズを決めた。



「サップヨガは、大人のラグジュアリーな遊びです。私は14年前、フィジー島で初体験し、海と空の一体感が忘れられず、すっかり夢中になりました!10年前、やっと日本にもサップボードの文化が入ってきて、最近ようやく認知されてきた感じです。今回は、奄美の海で、遊んで笑って食べて飲んで!サンゴの勉強もし、奄美大島の自然の素晴らしさを伝えたいです」

オールインクルーシブ28万円。2泊3日の内容


「ウェルトリ」から発売された今回のツアーは、2泊3日で28万円。交通費と現地でのドリンク代を含まず、宿泊費とアクティビティの費用となる。そんな2泊3日の内容は、実に盛り沢山。

1泊目:夕方、奄美大島空港に着き、車を走らせ2時間でホテルに到着。タイミングが合えば、チェックイン時、美しいサンセットと遭遇出来る。

そしてディナーは、ホテルのガーデンで海山&野菜のバーベキュー。星空を楽しめるようにと配慮された、明るい照明を置かないガーデンでは、打ち寄せるプライベートビーチの波音が心地よいBGMに。お腹を満たした後は、ホテル最上階のルーフトップバーへ行くのもいい。天気次第で、無数に煌めく満天の星が臨める。七夕には、天の川が見られるそうだ。



2泊目
:朝は、海を一望出来るウッドデッキでサンライズヨガに集中し、身も心も浄化される体験を。地消地産の簡素な朝食を摂った後は、無人島探索へ。ホテルから出ている船で15分。加計呂麻(かけろま)島では、小屋で作られた小さな神社や、樹齢400年のガジュマルを拝み、大地からのパワーを享受する。

そして午後は、マリンスポーツで太陽と戯れる。サップヨガやシュノーケリングなど、熟練スタッフによるナビゲートで、初心者でも安全安心に楽しめる。海から帰ったら、ひっそりと佇む、露天風呂で遊び尽くした体を癒すのもいいかもしれない。そして、夕食タイム。今年、全国和牛能力共進会・日本一を受賞した鹿児島牛が味わえる和食コースでは、加計呂麻(かけろま)の塩と奄美の甘口醤油でいただく刺身など、ここでも地産地消のスピリッツが生かされている。



3日目
:最終日は、朝のサンライズヨガからスタート。ホテルのチェックアウト後、空港までの道のりには、地元のスーパーマーケットがある。ミネラル豊富な加計呂麻(かけろま)の塩、鹿児島の甘口醤油、奄美大島で収穫された切り干し青パパイヤなど、ヘルシーなお土産を求めるのもいいかもしれない。
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取材・文=中村麻美

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