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2022.12.19 16:00

なぜ、7,000円のスマホケースが飛ぶように売れるのか? Z世代に愛されるCASETiFYのトレンド戦略と実店舗拡大への狙いとは

カスタマイゼーションと独自のデザイン性、そして高機能を実現させたテックアクセサリーブランド「CASETiFY(ケースティファイ)」の勢いが止まらない。1個あたり7,000円ほどの価格帯にもかかわらず、消費に対して消極的と言われているZ世代やミレニアル世代が同社のスマホケースを複数所持し、その日の気分に合わせてケースを選んでいる。なぜこれほどまでに若者たちを魅了するのか。テックアクセサリーブランドとしてソーシャルメディアでNo.1のフォロワー数を誇るCASETiFYのトレンド戦略を紐解いていく。



Z世代とミレニアル世代を中心に支持されているCASETiFYは、2011年にInstagramで撮影した写真をスマホケースにできるアプリ「Casetagram」としてスタート。フォントやカラーを選べる独自のカスタマイゼーションデザインを開発し、アーティストやハイブランドなどとのコラボレーションを次々に展開することで一気に知名度を上げた。2020年には1億2500万ドルの売上高を達成し、年平均成長率(CAGR)は70%増、2022年には3億ドルの売上達成を見込んでいる。

なぜCASETiFYは急成長を遂げられたのか。その大きな要因の一つに、Z世代やミレニアル世代から支持されているインフルエンサーを活用した戦略がある。

ファッション系に強いインフルエンサーの場合、どのようなファッションスタイルの人がプロモーション商品とマッチするのか、また商品展開を鑑みテック系の人を増やすのかなど、適切なターゲティングを重視。商品に合わせてマッチするジャンルのインフルエンサーとコミュニケーションを取り、商品のアピール方法を柔軟に変えていくことで、ユーザー層の購買欲をダイレクトに刺激する結果を導き出している。

CEO兼共同創設者のウェス・ウンは、会社設立時より自己表現の大切さを認識してきたと話す。

「デジタルネイティブと言われるZ世代は自分自身を表現することに長けており、自分らしさを自由に表現することにも価値を置いています。そのためどのジャンルでもブランドの方向性に沿って、クリエイティブでアーティスティックな感性を持った人々とコミュニケーションを取ることが大切だと考えました。彼らと積み重ねてきた交流の中でより適した訴求ができ、効果的なコミュニケーションを生み出せていると思っています」

全てはスマホケースを白いキャンバスとして捉えることから始まった


CASETiFYの強みの一つがアーティストやブランドとのコラボレーションだ。これまでにトム・ブラウンやサンローランなどのハイブランド、BTSなど世界で活躍するアーティストに加え、メトロポリタンやルーブル美術館など様々な分野の企業と展開することで、他のスマホケースにはないオリジナリティを打ち出してきた。

こうしたコラボレーションを展開するにあたり、CASETiFYはテックアクセサリーブランドに対する定義をゼロから再構築することから始めた。

「テックアクセサリーはサブ的な立ち位置と考えている企業が多く、主役になりうるポテンシャルを持ったものだとは誰も思わなかった。しかしアートやデザインに常に触れてきた私にとって、スタイルのないものを持つのではなく、単純に自分らしいケースが欲しいという気持ちがファッションアクセサリーへと進化させる第一歩になったのです」(ウェス・ウン)

そこでスマホケースを真っ白なキャンバスと捉え、オプションとしてカスタマイズを提供。ユーザーが自由にデザインできる、または世界中のクリエイターにスマホケースというキャンバスにデザインを描いてもらうというスタイルが生まれた。その結果CASETiFYのスマホケースはスマホを保護するケースからファッションアイテムへと昇華したのだ。

「ポケモン」「美少女戦士セーラームーン」など日本のIPを世界に発信




CASETiFYはポケモンや美少女戦士セーラームーン、ONE PIECE、ドラゴンボールZといった日本のキャラクターとコラボしたシリーズを次々と手がけ、日本のIP(知的財産)をグローバルに発信している。そこには世代や国籍を超えた幅広い層へのアプローチとともに、日本のIPをさらに価値のあるものへと引き上げながら、オンリーワンのテックアクセサリーブランドとなる独自のブランディング戦略がある。その根底にあるのが「CASETiFYらしいコラボデザイン」の追求だ。

コラボレーションする作品へのリスペクトと深い理解を持ち、キャラクター選定だけでなく、ケースのモデルタイプやカラー、カスタマイズオプションの可否など綿密にプロダクトデザインを決め込んでいく。そのためコラボコレクションをすべてのケースカラーやタイプに対応させるのではなく、作品の世界観が伝わるものだけに限定し商品を展開している。

「キャラクターに限らず、アート、ファッション、エンターテインメントといった様々なカテゴリーのアイコンやブランドとコラボをしていますが、日本のアニメとのコラボはグローバルでの人気も凄まじく、数あるコラボコレクションの中でもトップクラスの売上を出すことも多い。最近ではコレクティブル AirPods (3D AirPods) ケースのようにディスプレイとしても映える商品の売れ行きが好調で、SNSでの投稿も多く見受けられます。今後もファンにとっても驚きがあるようなキャラクターデザイン、コンテンツにマッチしたラインナップを展開していきたい」(ウェス・ウン)

ユーザー参加型のサスティナブル「RE/CASETiFY」




複数のスマホケースをファッションとして楽しむスタイルが定着しつつある一方で、年間15億個のスマホケースが埋め立て廃棄されているという、プラスチックのゴミ問題にも目を向ける必要がある。

CASETiFYではスマホケースをはじめとするテックアクセサリーの最後が、新しいテックアクセサリーへの始まりとなるようにと店舗に「RE/CASETiFY」と名付けたボックスを設置。これは使わなくなったスマホケースを回収するもので、「RE/CASETiFY」を利用したユーザーは当日から使用できる15%オフのクーポンをもらうことができる。もちろん、回収するスマホケースはCASETiFY以外のものでも構わない。

さらに2022年には「アースデイ」に合わせてユーザーとともに取り組むコンテスト「Re/CASETiFY Your World」を開催。不要になったスマホケースをどのように再利用するかアイデアを集め、優れたアイデアには資金を提供し実現をサポートするという、さらに一歩進んだ取り組みも実施した。これらの取り組みによりCASETiFYではこれまでに28tもの廃棄プラスチックを削減、二酸化炭素排出量を最大20%削減することに成功している。

「企業努力にとどまらず、サステナブルアクションを提供できる機会を多く作ることが大切だと強く実感しています。サステナブル活動を日常に落とし込み、持続可能な社会実現をお客様とともに目指していきます」(ウェス・ウン)

2020年には、100%堆肥化可能なコンポスタブルケースをローンチ、パッケージから全てのプラスティックを排除する「ゼロへのミッション」、環境団体と協力し植樹数16万本を達成するなど継続的な取り組みを続け、今後はすべての製品に100%再生プラスチックを使用すると宣言している。こうした積極的なサスティナビリティへの取り組みも、Z世代やミレニアル世代から共感を得ている理由の一つと言えるのかもしれない。

2025年までに売上高30億ドル、テックアクセサリー業界のシェア15%を目指す




CASETiFYは2025年までに全世界で100店舗を開設、新事業計画により2025年までに30億ドルを目指すとしている。ウェス・ウンは、ユーザーが実際に商品に触れることでCASETiFYがどのような想いで商品を生み出しているかを知ってもらうための空間として、実店舗の拡大は必要不可欠だと話す。

「CASETiFYで展開されるテックアクセサリーのひとつひとつにストーリーがあります。世界中のアーティストやクリエイティブなコミュニティを支援し、お客様の世界を豊かにしていくことが目標です。テックアクセサリーは誰もが本当に大切なものを表現できるファッションツールであることが認知され、広まっていくと嬉しいです」(ウェス・ウン)

2022年11月には世界で19店舗目、アメリカ初となる「CASETiFY STUDiO」をカリフォルニア州サンタクララに出店。アメリカの他地域にも出店を予定する他、シドニーでの新規出店や、上海、台北、ソウルといったアジア圏各都市への実店舗拡大と今後も販路を広げ世界で100店舗、オムニチャネルとのアプローチで2025年までに売上高30億ドル、テックアクセサリー業界のシェア15%を目指す。

スマホケースをファッションアイテムとして昇華させたCASETiFYは、国や地域に合わせた店舗づくりにも力を入れている。実店舗でしか体験できないコンテンツなどユーザーの潜在意識を刺激するCASETiFYの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

CASETiFY
https://www.casetify.com/ja_JP/

Promoted by CASETiFY / text by Rikako Ishizawa/ edit by Aya Ohtou(CRAING)