進化するノーコード、組立可能部品アーキテクチャを提供するCreatio

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「ノーコードクリエイター」は危険なのか?


どのような企業でも、ノーコードソフトウェアを安全に使用するためには、ノーコードソフトウェアに触れるビジネスユーザーよりもさらに高いレベルでソフトウェアの使用と範囲を管理するポリシーガイドラインを設定する必要がある。これは、ノーコード作成者が実際にビジネスの運用業務の内部にどの程度の機能を取り込むことができるかを規定するポリシーである。よってノーコード(またはその他の)アプリケーションが任意のシナリオ(たとえば、一般的に許容されるよりも多くの病欠を使用した場合に、従業員の過剰欠勤ステータスにフラグを立てるかどうかなど)でどのように機能するかを記述する、運用レベルで機能するビジネスルールと同じものではない。

このような機能は、Creatioでも十分にとりこまれているようだ。ペトルネンコによると、ポリシーコントロールに関しては、Creatioプラットフォーム上にガバナンスとポリシーコントロールのプロセスを管理する本格的なアプリケーションを作成したという。

ペトルネンコは「このアプリは弊社が提供する『No-Code Playbook(ノーコード・プレイブック)ガバナンスフレームワーク』に基づいて開発されたものです。これにより、ユーザーはアプリケーションの複雑さレベル(simple[単純]、medium[普通]、またはcomplex[複雑])に従って、必要なガバナンスチェックリストを定義して割り当てることができます【略】また、コンプライアンスとITセキュリティの側面から適切な従業員を従事させる自動承認プロセスを開始できます」という。

また、このアプリには、アプリケーション構築の過程で潜在的なリスクを事前に特定し(たとえば、ノーコードクリエイターが金融や個人情報に触れるアプリの構築を開始した場合)、警告を発して、適切なガバナンス承認を提案できる多くの組み込みルールも含まれている。

ローコード・ノーコードの世界全体が、より統制され、より自動化され、(反論しにくいほど)よりおもしろくなってきている。ノーコードは、新しいイエスコード(新しい仕組みを生み出すしかけ)なのだ。新しいスローガンが生まれるのを待とう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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