そしてさらに、ローコードやノーコードの技術を使って、アプリケーションの内部に現れる、より明確で繰り返し可能で自動化可能なプロセスの一部を、GUIを通じて、時にはドラッグ&ドロップで簡単に使えるようになったため、ソフトウェアはますますブロック化されるようになった。
レゴロジック
このようなブロック的性質から、評論家はしばしば今日のソフトウェア開発のあり方をレゴブロックに喩えて説明する。だが、ますます増えているブロックベースのアプリケーションを支える、組立を可能とするソフトウェアアーキテクチャサービスを手にしたことで、(特にノーコード分野における)ソフトウェア開発は、一段と大きく進化しようとしているのだろうか?
Creatio(クリエイティオ)はそう考えている。同社は、ノーコードツールを利用する、ワークフローや顧客関係管理(CRM)機能を自動化するための製品を専門とするソフトウェアベンダーだ。すなわちドラッグ&ドロップやポイント&クリックを使って(そしてタッチスクリーンが使える場合にはピンチ&ズームでも)ソフトウェアアプリケーションを開発できる、主にビジュアルインターフェースを利用したソフトウェアツールを提供している。
最新のアップデートでは、ワークフローの設計と自動化のためのAI駆動型レコメンデーションエンジンと組み合わせたコンポーザブル(組立可能)ソフトウェアアーキテクチャの機能を強化している。
機能ブロック
Creatioは、組織がアプリケーション設計プロセスを加速し、実績あるコンポーネント(部品)の再利用性を最大化できるようにさせる、コンポーザブルアーキテクチャを提供する。このプラットフォームは、ノーコードのクリエイターが機能ブロック、アプリケーション、フルスケールの製品をノーコードで組み立てるために利用できる組立可能部品(コンポーザブルエレメント)のライブラリーを提供する。
コンポーザブルノーコードアーキテクチャとは、すべてのコンポーネントがプラグイン可能、交換可能、再利用可能であることを意味し、ビジネスのニーズに応じて、アプリケーションを変更する必要がある場合に、相当量の設定、カスタマイズ、そして開発作業を省略することができる。