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2022.12.13 12:30

新駅誕生の大阪「うめきた」エリア 鍵を握るのはファッション?

「うめきた外庭SQUARE」でnisaiのショーがおこなわれた / 提供:うめきた外庭SQUARE運営事務局

「うめきた外庭SQUARE」でnisaiのショーがおこなわれた / 提供:うめきた外庭SQUARE運営事務局

2025年の大阪・関西万博を前に、うめきたエリア(JR大阪駅北側)の大規模開発が進んでいる。2023年春には地下鉄の新駅が開業し、関西国際空港や、京都、和歌山方面からのアクセスも向上。よりグローバルな都市への発展を目指している。
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この新駅を含むエリア(うめきた2期地区)に誕生するのが、約4万5000平米の「(仮称)うめきた公園」。大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級で、駅のほかに、オフィスビル、商業施設、ホテル、美術館などを有する。2024年夏には、一部エリアをまちびらきする予定だ。


都市公園の鳥瞰図 / 提供:うめきた2期開発事業者 ※2022年5月時点のイメージパースであり、今後変更となる可能性があります

このエリアは、大阪府・大阪市とUR都市機構が公民連携で整備。ランドスケープデザインは世界的に活躍する事務所、グスタフソン・ガスリー・ニコル(GGN)が担っており、中心に公園を配置した設計で「みどりとイノベーションの融合」を目指す。
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商業ゾーンには、米国を中心に出店する大規模フードマーケット「Time Out Market」が日本初進出。プールや天然温泉を備えた関西最大級の都市型スパも入る予定だ。


商業施設のイメージ / 提供:うめきた2期開発事業者 ※2022年5月時点のイメージパースであり、今後変更となる可能性があります

これに先駆けて、阪急電鉄や三菱地所など開発事業者9社は2020年7月から1000日間限定でうめきた公園の一部エリアをオープン。「うめきた外庭SQUARE」として活用している。この場所は「未来のまちづくりに向けた実証実験を展開する野外フィールド」と位置づけられ、企業や大学と連携しながら約50件のプロジェクトを実施してきた。

その一環として阪急阪神不動産が12月10日に行ったのが、みどりとインクルーシブをテーマにしたファッションショー「うめきたMIDORIコレクション」。メインイベントとして、注目の若手デザイナーの松田直己のブランド「nisai(ニサイ)」が特別なコレクションを発表した。


芝生の上がランウェイに / 提供:うめきた外庭SQUARE運営事務局


提供:うめきた外庭SQUARE運営事務局
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文=田中友梨

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