PUMA North AmericaのCEOで社長のボブ・フィリオンは「新しい本社は、私たちの働き方をアップデートし、対面でのコラボレーションを促進しながら、ハイブリッドワークモデルもサポートするように設計されています」と語る。そして「各フロアにはコラボレーションハブがあり、製品テストやデザイン、部門横断的なチームによるアイデア出しのための部屋が用意されています。新本社は、私たちのデジタルを主眼にしたコラボレーションへのアプローチを加速させ、未来の仕事(つまり私たちにとってはハイブリッドという意味ですが)に完全に適したスペースを作ることができました」と続けた。
また、PUMAの新施設では「一部の社員は対面、そして他の社員は遠隔で行うような会議でもシームレスに行えるように、ビデオとオーディオの技術を強化した特別な設計を取り入れました」とフィリオンは述べている。
PUMAのハイブリッドワークモデルは、社員がより良いワークライフバランスを維持できるようにするためだけでなく「私がオフィスで『15分間の偶然の出会い』と呼ぶのが好きな機会を通して、創造性を掻き立てることも目的としています」と彼は続ける。「オフィスの廊下、コラボレーションスペース、キッチンでランチを温める時間などの、対面での迅速なコラボレーションは私たちのビジネスに欠かせないものであり、クリエイティブなアイデアを交換するすばらしい方法なのです」その核となるのが「毎日午前10時から午後4時までのコア対面ミーティング時間を奨励し、柔軟な通勤形態をサポートすることで、交通のピーク時の移動を避けられるようにすること」だ。
Genslerの調査によると、業績の良い職場で働く人々は「オフィスが個人の幸福、キャリアアップ、仕事の満足度にポジティブに貢献していると報告する傾向がほぼ2倍になる」ことが示されている。また、そういう人たちは「可能なら、現在よりももっと定期的にオフィスで仕事をしたいと」回答している。このことは、職場環境が人材の確保と定着のための重要なツールになり得ることを示唆している。つまり、選択肢が与えられれば、彼らは職場でより多くの時間を過ごすことを選ぶだろうということだ。しかし、職場を魅力的にするためには、快適で活気のある環境が必要なのだ。
(forbes.com 原文)