Champagne Louis Roederer Collection 243
昨年刷新されたルイ・ロデレールの「Collection」だが、今年は、243がリリース。毎年、リザーヴワインを含む複数年のブレンドで造られるが、番号を付けることでベースの年が一目瞭然になった。
243は、2018年をベースにリザーヴワインを約40%ブレンド。個人的にも筆者の好みで、今飲んで存分に楽しめる親しみやすさがある。2018年は天候が良くブドウがよく熟した年で、丸みのある果実と豊かさが特徴。アペリティフとしてはもちろん、骨格がありリッチさもあるので、年末年始の華やかな食事に合わせても。
Champagne Geoffroy 1er Cru Cumières Rosé de Saignée
シャンパーニュのアイ村を拠点とする家族経営の造り手。3世代目の当主ジャン・バティストさんは真剣で心優しく、真摯にワイン造りに取り組んでいる。このロゼ・シャンパーニュは1950年代に祖父が造り始めたもので、家族の歴史が刻まれたもの。
南向きの畑で栽培されるキュミエール村のピノ・ノワール100%から造られ、深みのあるピンク色で、バラの花束、野イチゴやクランベリーの赤系果実、シナモンなどのスパイスが感じられる。ワインには骨格とグリップがあり、お料理と合わせて楽しむのがお勧め。鴨肉やジビエなどのお肉料理に合わせてもとの相性もよいだろう。
2023年も、皆さんにとって更なる飛躍の年となりますように。
島 悠里の「ブドウ一粒に込められた思い~グローバル・ワイン講座」
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