3. 学びたいことに合わせてボランティア活動をする
現在の仕事を辞めることなくキャリアを前進させることは可能だ。好きな分野で既にボランティア活動をしている人は、自分のためにもなる役割を選ぼう。
資金集めは売り込みスキルを磨き、居心地が良い状態を抜け出す役に立つ。自分は数字に弱いと思う場合、あるいは現在の仕事では数字を扱う貴重なスキルを生かせていない場合は財務系の委員会に入ること。財務系の人は、イベントやソーシャルメディア、ボランティアの管理を支援できる。
1日だけのボランティアも自分に合わせることができる。プレゼンの練習のため母校で講演したり、関心がある会議の登録受付所で働いたりすることが可能だ。
4. サイドプロジェクトを始める
サイドギグ(副業)は貴重な学びや昇進の機会になるが、全く別のビジネスを構築する必要はない。
学びたいスキルや専門性に合った短期的なプロジェクトを考えよう。支援できるスタートアップ企業を見つけ、現在持っている専門性と引き換えに無駄がない起業家的な環境に内部者として加わることができる。
他にも、重要性を感じる組織の資金集めの年次イベントや祝賀会を支援したり、職能団体の年次会議を支援したりしてもよい。短期的な活動により、新たなスキルや経験を異なる環境や業界で試すことができるし、逃げ道は最初から用意されている。自分に合っていなければ活動をやめられることができ、少なくともポートフォリオに追加できる良いエピソードになるだろう。
こうした選択肢を社員が自分で作れるからといって、雇用主は学習開発の機会を強化せずともよいわけではない。
雇用主がスキルの訓練やステップアップの機会を提供しなければ、積極的でやる気のある従業員は退職するだろう。時間や自発性をスキル向上に向ける従業員は、自ら進んで行動するそのエネルギーを求職活動に向け、より簡単に諦め格別に努力しない人が会社に残るはずだ。
そうして雇用主はやっと自分たちの間違いに気づき、離職防止のツールとして学習開発に投資するだろう。しかし従業員は、そうなるのを待ったり抗議のため辞めたりする必要はない。自分のスキル開発プログラムを構築し、自分のタイミングで次の大きな一歩を踏み出せばよい。
(forbes.com 原文)