Handshakeは不況に強いわけではないが、広く普及しているため、景気の逆風からある程度身を守ることができる。「彼らは市場を少しは確保しています」と、Handshakeの大口顧客であるPepsocp(ペプシコ)の人事担当者、ミケーレ・ミリタンテは言う。
ロードは今、海外に狙いを定めている。4月、Handshakeは米国外で初の買収を行い、ドイツのバーチャル人材紹介会社Talentspace(タレントスペース)に1000万ドル(約13億円)以上を支払った。本国では、雇用主がHandshakeで検索した内容をもとに、市場性のあるコースやスキルを提案するAIを構築中だ。例えば、ある学生がソフトウェア開発の仕事を探しているが、多くの高給職に必要なスキルが不足している場合、Handshakeは、大学の関連コースや学外のコーディングブートキャンプに関するアラートを送り、採用される可能性を高めることができる。
LinkedInや他のサービスにはあなたの過去に注目させておこう、ロードは言う。多くの学生と同様に、Handshakeも未来に目を向けている。サンフランシスコにあるロフト風の本社の会議室の椅子にもたれながら、ニューヨークと「ユナイテッドの空港ラウンジ」に住んでいるロードは、「とてもクールではなく、とても人気がない」会社から大学の大物になるまでの過程を振り返っている。「学生や若い社会人に魔法のような体験を提供する機会があり、私たちは本当にわくわくしています。そして、それを実現するための十分な資金を手に入れたのです」。
(forbes.com 原文)