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2022.12.12 09:45

働く女性のボーナスの使い道、7割弱は貯蓄を選択



現在、投資をしているか、という質問には35.8%、3人に1人以上が「投資をしている」と答え、「過去にしたことがある」(4.4%)と合わせて4割を上回る一方、「していない」は約6割に。具体的な投資方法については、1位が「投資信託」で44.7%、2位「株式」(41.9%)、3位「つみたてNISA」(37.4%)と続いた。

年代別に見ると、1位の「投資信託」は50代の実施率が60%と最も多く、20代、30代、40代はいずれも約4割。「株式」は40代が53.5%と最多で、20代は26.5%。「つみたてNISA」は20代が最も高く(55.9%)、50代は28.9%と、年代によって選ぶ投資方法の傾向に違いが見えた。

また、円安や物価高を受け、対策として現在やっていることを聞くと、1位が「節約」で57.1%、次いで「貯蓄」(47.7%)、「投資」(20.7%)の順に。さらに今後始めたいと思っていることについては、1位が「投資」(16.5%)、「貯蓄」(14.1%)、「保険の加入、見直し」(13.6%)となった。

政府は、2022年度の公的年金額を前年度から0.4%引き下げ。近年は、老後破産や少ない年金額で生き抜かなければならない厳しい老後生活の様子を伝えるニュースが目立つ。政府は資産所得倍増プランでNISAの恒久化やiDeCoの拡充を実施し、国民に貯蓄から投資への切り替えを促進。老後の資産形成を後押ししようとしている。

今回の調査結果で見えた働く女性が抱く投資への意欲が、日本の明るい未来への兆しであることを期待したい。

文 = 大柏真佑実

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