経営者の態度や言葉には“知恵”が詰まっている―。
筆者が朝食やディナー、インタビュー、テレビ電話で話を聞いたアメリカ一流の経営者が教えてくれた「経営のこぼれ話」。
ダグ・バーガム Arthur Ventures (ベンチャーキャピタル)
「“辺境”での成功体験は貴重である」
ダグ・バーガムは、ノースダコタ州に拠点を置くグレートプレーンズ・ソフトウェアをマイクロソフトに11 億ドルで売却後、アーサー・ベンチャーズを立ち上げた。
現在、オーストラリア・シドニーのクラウドソフトウェアメーカーのアトラシアンを有望なターゲットとした。「シドニーは大都会とはいえ、シリコンバレーに比べれば辺境。ハンディを理解できる投資家を求めていた」と話し、アメリカの“辺境”での成功体験が貴重だったという。