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2022.12.16

自分と向き合った結果である悩みを種に交流する 「道」の精神から生まれた「場」がビジネスを前進させる

2020年よりForbes JAPANとアメリカン・エキスプレスが共同で実施してきた「お悩みピッチ」。立場や年齢に関係なく、経営者が抱える悩みを共有し、ほかの経営者からヒントをもらえる場をつくってきた。

22年、このコミュニティを広げるために、誰もがお悩みピッチを体験できるためのツール、「虎の巻」をローンチ。実際に、宮崎県や岐阜県など、ローカルのビジネスコミュニティにてその輪が広がりつつある。

同コミュニティのコンセプトを考案した本誌編集長 藤吉雅春をモデレーターに、3年の軌跡を実際目にしてきたアメリカン・エキスプレス 副社長 須藤靖洋と、若手起業家・茶人であるTeaRoom代表 岩本涼に、「場」から紡いでいくバッキングの可能性について語り合ってもらった。


重視すべきは「場」の設計ではなく、「場」が成立するきっかけの設計


藤吉雅春(以下、藤吉):お悩みピッチのような経営者同士が悩みを打ち明けられる「場」の必要性を、どのように感じていますか。

須藤靖洋(以下、須藤):あらためて「この場は意義ある場所である」と身をもって感じています。性別や年代、住む地域やビジネス経営スタートの背景など、ダイバーシティに富んだ経営者の皆さんに集まっていただきましたが、一人ひとりのお話から、実は課題や挑戦する姿勢が共通していることがわかり、互いに仲間としてのつながりを感じられている姿をたくさん拝見しました。「お悩みピッチ」というプラットフォームを提供することで横やななめのつながり、大きなパワーが生まれたことにも大きな意義を感じています。

岩本 涼(以下、岩本):私が参加しているコミュニティも、創業期も年齢も業種も違う経営者たちが集まっては、いつもお互いに悩みを相談しています。起業家を大別すると、手前ばかりを見る起業家と、もっと先にもっと先にと視座を高めていく起業家の2種類がいると思っているのですが、手前の目標を意識している起業家よりも、先の先を想像する起業家と一緒にいると、間違いなく手前の課題が課題じゃなくなる。実は、遠くの課題を見つめることで、いまがよくなっていく可能性があるんですよね。



須藤:素晴らしい考えですね。つい手前の課題を見てしまっているなと、はっとしました。岩本さんの場合は、常に自然とお悩みピッチができているんですね。

藤吉:「お悩みピッチ」については、どのように感じられますか?

岩本:茶道と似た感覚を抱きました。茶室はもともと、「囲い」という意味。四方を囲うと、そこが茶室になります。四方を囲むと自分の「時間」も「心」も囲われ、心理的に安全な状態で自分と向き合うことができる。

そこでお茶を通じて他者とも交流します。「道」の精神性は、向き合うことです。自分と向き合った結果を茶室のしつらえに反映させ、そのアウトプットを通して人々と交流するんです。お悩みピッチもまた、自分と向き合った結果である悩みを人々との交流の種にするのが、すごく「道の精神」に近いなと感じました。

誰でも大小問わず悩みは常に抱えていますよね。集まる理由があれば、そこで自然と悩みを話し始めます。つまり、その理由さえ設置してあげればいいんです。「場」を設計するよりも、その「場」が成立するきっかけの設計のほうが重要だと感じています。

須藤:それこそ、まさに「お悩みピッチ」の意義です。3年間続けてきて、本当によかった!

集まる理由、「場」が成立するきっかけの設定は我々Amexにできることもあるので、これからも経営者の方々に提供していきたいですね。

仲間を募るためにはできていないことを発信せよ


藤吉:須藤さんから若手起業家である岩本さんに聞きたいことはありますか。

須藤:我々Amexはペイメントのビジネスですが、岩本さんのような新しい経営者の方にはどのような支援ができるでしょうか?

岩本:会社用も個人用もAmexを使っていますが、バッキングしてほしいのは、海外の一歩深いところでのコネクションづくりでしょうか。

若手起業家が海外に出たときに、最初にアクセスできるのは起業家と投資家なのですが、例えば地元の製造業の社長とつながりたいと思ってもなかなかできません。特定地域のニーズを掘り起こしたいと考えても、そことつながるのは至難の業なんです。

須藤:そうしたネットワーキングのお助けなら、Amexは世界130カ国で事業を展開しているので、できることがあるかもしれません。



岩本:僕自身も月に一度は海外に行っていますし、そういう経営者は多いです。それに最近、自分の周りの起業家がどんどん海外移住しているんですよ。外に出ていくビジネスをしている方々は、拠点も海外に置いたほうが早いですし、ネットワークも利く。

いま出ている人は先駆者的な存在だと思うので、各地でそれぞれが拡張したコミュニティがまたつながってくるといいなと思っています。

須藤:なるほど。そのコネクトする「場」を、Amexのメンバーシップを通して独自に提供できるようにしていきたいです。早速考えてみようと思います。

藤吉:まさにリバースメンタリング。「お悩みピッチ2.0」のようになってきましたね。

須藤:「サポートが欲しい」とどんどん声をあげていって、多様なインプットをもらうべきですね。

岩本:そう思います。目指すところにたどり着くために注力すべきなのは、いまできていないことをどう乗り越えていくか。だからこそ、発信すべきは自分ができていないことだと思うんです。そうすることで、助けてくれる人も出てきますから。

須藤:
その通りですね。我々は「日々、世界最高の顧客体験を提供する」というビジョンを掲げていますが、お客様の声に耳を傾けることこそが、いちばん大切なことだと思っています。

今日岩本さんのお話をうかがったことで、我々のバッキングの幅が広がりそうです。創業時から大切にしている3本の大切な柱「サービス」「トラスト(信頼)」
「セキュリティー」を守り、これからも成長を目指す、すべての起業家、経営者にとってなくてはならない存在であり続けたいと考えています。


Amexはお悩みピッチ以外にも、コンテンツを通してインスパイアされる「場」として、オウンドメディア「BUSINESS CLASS」、専任の担当者という心理的安全性のある相手と電話で相談できる「場」として、ビジネス・カード会員向けの無料コンサルテーションサービスなどいくつもの「場」を提供している。これらの「場」に届いた声は、気づきや独自データと合わせてまた「場」から発信されていく。「こうした『場からつなぐ』というバッキングこそが、Amexならではのスモールビジネス支援だと考えています」(須藤)

過去のお悩みピッチはコチラ↓
https://forbesjapan.com/feat/amex2021_onayamipitch/

そう、ビジネスには、これがいる。
アメリカン・エキスプレス

岩本 涼◎ 1997年生まれ。幼少期より裏千家で茶道経験を積み、21歳でTeaRoomを創業。静岡県本山地域の日本茶工場を承継、農地所有適格法人のTHE CRAFT FARMを設立。循環経済を意識した生産や日本茶の製法を基にした嗜好品の開発および販売、茶の湯関連の事業プロデュースなど、お茶の需要創造を展開する。Forbes JAPAN「30 UNDER 30 JAPAN 2022」に選出。

須藤靖洋◎1990年、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc. 入社。2015年5月より個人事業主、中小企業経営者向けサービスを統括する副社長、16年5月より法人事業 部門 副社長 ジェネラル・マネージャーとして事業の拡大に貢献。22年7月、法人および個人カードの発行事業を統合した新組織の副社長(Head of Acquisition, AD and Marketing)に就任し、日本市場において大企業および中小企業などさまざまな企業、個人顧客に対してカード会員の獲得、マーケティング、アカウントおよびパートナーの開発に力を注いでいる。

Promoted by Amex / text by Daisuke Nakamura / photographs by Yutaro Yamaguchi / edit by Miki Chigira

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