ビジネス

2022.12.08

宇宙港「北海道スペースポート」をつくる、ふるさと納税型クラファン

プレスリリースより

北海道大樹町と共同でSPACE COTANが建設を進めている商業宇宙港「北海道スペースポート」(HOSPO)は、ロケット発射場などの設備建設のためのクラウドファンディングをCAMPFIREにて開始しました。HOSPOは、昨年4月から本格稼働し、すでにロケットの打ち上げやスペースプレーンの実験などが行われています。

HOSPOは、2025年までに人工衛星打ち上げ用ロケットの発射場2基を建設し、スペースプレーンのための滑走路の延長などを進める予定です。誰もが宇宙にアクセスできるアジア初の商業宇宙港として、また大樹町を宇宙版シリコンバレーにして、航空宇宙事業を北海道の基幹産業にすることを目指しています。夢のような話ですが、2021年度の企業版ふるさと納税では7億2800万円を調達するなど全国的にも注目を集める現実的なプロジェクトなのです。



一般向けのふるさと納税型クラウドファンディングは昨年に続き2回目となります。目標金額は500万円。支援を行った全員が、宇宙港の夢を支えるHOSPOクルーになることができ、金額に応じたリターン(返礼)がもらえます。クルーグッズや地元の特産品のほか、高額を寄付した人はHOSPOの見学ツアーや発射台に名前が刻まれるといった特典も受けられます。



ふるさと納税型なので、個人の税制控除の対象になります。寄付金のうち2000円を超える部分が税額から控除されます。

文 = 金井哲夫

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