12月5日、サンフランシスコのオフィスに戻った社員は、届いたばかりののマットレスや殺風景なカーテン、巨大なモニターを備えた質素なベッドルームを目にすることになった。これは、11月2日にツイッター投稿された、床の上に寝袋を敷いて眠る社員の姿に比べれば大きな進歩だ。ある部屋には観葉植物も置かれていた。
When your team is pushing round the clock to make deadlines sometimes you #SleepWhereYouWork https://t.co/UBGKYPilbD
— Esther Crawford ✨ (@esthercrawford) November 2, 2022
フォーブスが入手した部屋の写真には、明るいオレンジ色のカーペットや、木製のベッドサイドテーブル、クイーンサイズと思われるベッド、テーブルランプ、オフィス用のアームチェア2脚が写っていた。
関係者によると、この部屋はツイッターの「筋金入り」のスタッフがオフィスに寝泊まりできるうにするためのものと推測されている。しかし、何のアナウンスもなく突然出現したこの部屋を、社員らは「見栄えが悪い」と述べている。
イーロン・マスクは先日、会社に残った社員らが、Twitter 2.0 体制の下で、ハードコアに働くか、退職するかを選ぶ機会を与えた。オーナー兼CEOに就任して以来、マスクは同社の社員の少なくとも半数を解雇し、さらに多くの者が自らの意思で退職した。
このような急ごしらえの寝室がいくつ存在するかは定かではないが、匿名の情報筋は、「1フロアに4~8個はあるのではないか」と推測し、「快適そうだ」と付け加えている。別の情報筋は、ある部屋のゴミ箱にはゴミがあり、誰かが泊まったように見えたと述べた。「深夜まで働く社員も多いので、この施策はある程度は理にかなっている」と、この関係者は話した。
11月中旬にマスクは、「問題が解決されるまでの間、マーケットストリート沿いの社屋で寝泊まりしながら働く」とツイートしていた。しかし、そのツイートはその後、削除されている。
マスクは2018年にも「工場で寝る」とツイートしたことがあるが、これはカリフォルニア州フリーモント近郊のテスラの工場を指していた。彼はフォーブスのコメント要請に応じなかった。ツイッターの広報部門は彼の就任後に解体されたままだ。
(forbes.com 原文)