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2022.12.06

ツイッターの清掃人たちがストライキ、サンフランシスコ本社で

Getty Images

イーロン・マスクが掲げるツイッターのクリーンアップ構想は、オフィスの衛生面で新たな難題にぶつかった。同社のサンフランシスコ本社の清掃員たちがストライキに入り、建物の外で抗議行動を開始した。

労働組合の「SEIU Local 87」に所属する清掃員たちは、ツイッターが彼らが所属する清掃会社FlagShipとの契約を更新しなかったために、今週末に解雇されると主張し、サンフランシスコ本社の外でデモを開始した。

カリフォルニア労働連合によると、清掃員たちのストライキは12月5日午前6時に始まり、午後を通じて行われた。彼らは、ツイッターが郡と州の要件に従って再雇用を行う義務があるにもかかわらず、新たな清掃業者に業務を依頼したと非難している。

カリフォルニア州労働組合は「ツイッターは、屋内をきれいに保ちゴミを出す人に敬意を払うことの重要性を理解していないようだ」とツイートしている。

清掃員のストライキは、ツイッターの440億ドル(約6兆円)の買収契約が成立してからの数週間で、マスクが直面した最新のジレンマといえる。彼がオーナーに就任して最初に行った施策の1つが、同社の従業員の約半数を一掃することだったが、解雇された従業員の一部は、マスクが適切な手順で人員削減を行わなかったと主張し、訴訟を起こしている。

さらに、雇用を削減し、コンテンツのモデレーションを大幅に抑制するという彼の決断は、広告主の離反を招き、チポトレやフォード、ゼネラルミルズなどの大手が広告を撤回しており、マスクは先週、広告主にインセンティブを提供する提案を行った。一方、コンテンツの監視の緩和やトランプ前大統領のアカウントの復活などを受けて、欧州の当局は先週、ツイッターが現在の路線を続けるなら欧州連合でプラットフォームを禁止すると警告した。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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