ビジネス

2022.12.06 14:30

まだやってしまうオンライン会議での5つのミスとその回避方法


オンラインミーティングの重要性にもかかわらず、多くのプロフェッショナルはデジタルミーティングのスキルを向上させることに熱心ではない。これはそうした細かいスキルに注意を向ける人はいないと思われているからだ。これほど間違った認識はない。複数の業界の数十人のクライアントに対して非公式な調査を行った結果から、最もひどい「間違い」をご紹介しよう(回答の一貫性は印象的だ)。

カメラをオンにしない:これでは姿が見えなくなってしまうし、インパクトや影響、印象を与えようとするなら、それは良い姿とならない。さらに、ミーティングに参加している人たちが、あなたが何かを隠している、あるいはもっと悪いケースでは、怠けていると考えてしまう

カメラの画角が合っていない:パンデミックが発生した当初は微笑ましかったが、今では額だけが見えたり、画面の左側に表示されたりすると「本当にどうでもいい」というメッセージを発しているように思える。その対策は「三分割法」を使って画面内に自分を置くことだ

グリーンスクリーンを使わず、バーチャル背景を使う:背景の中で人間の外形が変形し続けているのを見るのは気持ち悪いし、気が散る。グリーンスクリーンは非常に安価になり、ホームオフィス内で場所を取らない持ち運び可能なものも多い。1つ買っておこう。存在感を磨くための出費だ

マイクのオンオフがわかっていない:2020年に職場で最もたくさん聞かれたフレーズは「ミュートですよ」だっただろう。だが残念なことに私たちはまだそれを言い続けている。どうしても忘れてしまう場合は、オンラインミーティングの際に画面に付箋を貼っておくと良いだろう

読めないコンテンツを画面共有する:同僚を苦労させないようにしよう。スクリーンを個人的なテレプロンプターとして使用してはいけない。オンライン会議の資料を作成する際は、32ポイント以上のフォントを使用し、相手に表示される文字数を制限しよう。プレゼンで台本を使う場合は、タブレットを使うかハードコピーを机の上に置いておこう。広告主がキャッチーな看板を作るように、画面上の演出で参加者を惹きつけよう。文字が多い資料がある場合は、事前に参加者に送っておくと良いだろう

たとえミーティング相手が上司のような権力者(仕事の割り当てやボーナス、昇進に大きな影響を与える人)であっても、多くの人はオンラインミーティングを通じて自分のブランドを構築することには投資しない。

33%の雇用主がオンライン面接のみを採用し、21%が最終選考にのみ対面式面接を行っているにもかかわらず、面接を受ける人の多くがスクリーン上での積極的な存在感の重要性を軽視していることは驚きだ。

TopResumeは、雇用主が、オンライン面接の際に求職者が犯す最大の間違いを明らかにしている(私のインフォーマルな調査とは異なり、この調査は科学的なものだ)。以下のようなミスだ。

・視線を合わせない、または空中を見つめている
・乱雑な部屋に座っている
・画面共有時に不適切なタブやアプリを開いたままにしている
・プロフェッショナルでない背景を使用している
・家族からの邪魔が入る

さあ、現場ではワイルドな、プロフェッショナルで印象的だったあなたなら、オンラインでも輝けるよう、Zoomの存在感に磨きをかけるときだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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