メタリカからレッチリまで、Z世代・ミレニアル世代は親世代の音楽を支持

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2022年の音楽学習では、ポップカルチャーも大きな役割を果たした。テレビ、ツアー、その他のニュースが、プラットフォームでの曲やアーティストの選択に大きな影響を与えた。
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・『ストレンジャー・シングス』シーズン4のフィナーレでメタリカの1986年の楽曲『メタル・マスター』が取り上げられた後、同楽曲はiTunesのロックチャートで1位、The Billboard Hot 100で40位まで急上昇した。Yousicianでは、この曲の再生回数が100%増加し、同プラットフォームのGuitarTunaPlay(ギターチューナプレイ)エリアでのリクエストは1700%増となった

・イーグルスは2022年に結成50周年を迎え、Yousicianでは6月にファンがこの象徴的なロックバンドに敬意を表し、彼らの曲の再生回数が300%も急増した

・ボブ・マーリーの77歳の誕生日である2月3日と、マーリーに焦点を当てたドキュメンタリー番組がHulu(フールー)で放映されるタイミングに合わせ、彼の曲「3羽の小鳥」は78%のスパイクを記録した
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・バックストリート・ボーイズが今年ワールドツアーに復帰したことで、彼らの2000年代のヒット曲「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」と「エヴリバディ」の学習への関心が47%も急上昇した

・ビリー・アイリッシュは音楽フェスティバル「コーチェラ」のヘッドライナーを務め、ヒット曲「オーシャン・アイズ」を披露した。4月の公演後、Yousicianでは、この曲への関心が16%も急上昇した

また、Yousicianは、プレイヤーの都市ごとの音楽選択も公表しているが、その中には意外なものもある。

ノースカロライナ州のシャーロットでは、プレイヤーは別の州の国歌である「スウィート・ホーム・アラバマ」を最も選択した。カントリーミュージックの中心地ナッシュビルでは、ザ・ホワイト・ストライプスの「セヴン・ネイション・アーミー」のようなオルタナティヴ・ロックのヒット曲が上位を占めた。

全米を1つにまとめているようなバンドはなんだろうか? ボストン、シカゴ、デンバー、インディアナポリス、ルイビル、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンディエゴ、シアトルで習いたいアーティストNo.1に輝いたのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズだった。

forbes.com 原文

翻訳=上西 雄太

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