メタリカからレッチリまで、Z世代・ミレニアル世代は親世代の音楽を支持

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Z世代とミレニアル世代は、親の音楽をただ聴くだけでなく、ギターやピアノなどの楽器で弾くこともクールだと考えていることがわかった。

25〜34歳のプレイヤーは、X世代やブーマー世代の音楽に夢中になっており、月間2000万人のユーザーを抱える音楽学習プラットフォームYousician(ユージシャン)では、70、80、90年代の楽曲が2022年のトップチョイスとしてトレンドになっている。

Yousicianが初めて1年間のレポートを発表しているが、懐かしさが強く感じられるものになっている。

「音楽を積極的に演奏したり、楽器を習ったりすることは、デジタルネイティブなZ世代に強く響くものであることがわかります。この世代は、音楽やファッションなど、90年代や00年代前半のあらゆるものに夢中で、ソーシャルメディア以前のシンプルな活動を驚くほど求めています」と、Yousicianのプロダクトマネージメント担当副社長エレナ・ゾズリャは述べた。

「カセットテープの販売や有線ヘッドフォンの増加もあり、Z世代が前の世代の音楽と象徴的なアクセサリーの両方を含む多くのノスタルジーを感じられるトレンドを復活させていることを示しています」

ゾズリャは、親の世代の音楽への傾倒は、さまざまなソースからのものだという。「Netflix(ネットフリックス)とTikTok(ティックトック)は今日の音楽トレンドに影響を与え、Z世代の間で80年代と90年代のヒット曲がリバイバルする際に大きな役割を果たしています」と彼女は指摘する。

また、Yousicianの加入者の37%は、他の家族が楽器を演奏すると回答し、20%はファミリープランを選択し、複数のデバイスでプラットフォームへのアクセスしていると答えている。「親が家で楽器を演奏することで、子どもの趣味に影響を与えることは間違いないでしょう」とゾズリャは述べた。
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翻訳=上西 雄太

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