ハワイのマウナロア噴火で溶岩が幹線道路に迫る、見物客も増加

ハワイ島のマウナロア火山は2022年11月28日におよそ40年ぶりに噴火を始めた(Getty Images)

現在進行中のハワイ島マウナロア火山の噴火による溶岩は、島の中央部を走る通称サドルロードから3マイル(約4.8キロメートル)のところまで流れ出ている。

当局によると、溶岩は平坦地に到達して速度を大幅に落とし、台地の上で停滞し膨張している。

郡当局は、サドルロードを避ける新たな迂回路に交通を誘導し、地域の民間防衛局は、溶岩を一目見て写真を撮ろうと路肩に駐車する車には違反切符を切り、レッカー移動すると宣言した。

物見高い住民や観光客が、幹線道路から撮った写真や動画を次々とシェアしている。

サドルロードは今も両方向とも通行可能だ。



ハワイ州のデビッド・イゲ州知事は11月30日「州当局はDKIハイウェイの交通を確保するために、あらゆる手段をつくすつもりだ」と記者団に語った

溶岩を見るための公式展望所を設置することも選択肢の1つだと当局担当者は話している。

溶岩は、保護林を通過する古い未舗装道であるオールド・コナ・ハイウェイをすでに横断している。

サドルロードを使うと、島の片側から反対側への移動時間を、海岸沿いを走る代替経路と比べて数時間短縮できる。

現時点で噴火による建物への脅威はまだないとUSGS(米国地質調査所)は述べている

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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