2022年最後の満月「コールドムーン」を美しく見る方法

ロサンゼルスのダウンタウンから見た雪のサンガブリエル山の上に昇る2020年12月29日の「コールドムーン」(Getty Images)


2022年12月8日木曜日の日没直後


満月になる瞬間の正確な日付は7日水曜日だが、夕暮れの空に「コールドムーン」満月が昇るのを見る最大のチャンスは8日木曜日だ(水曜日には日没前に昇る)。

・ニューヨークでは、日の入りが午後4時28分ETD、月の出が午後4時41分EDT(満月の瞬間は前夜午後11時09分EDT)
・ロサンゼルスでは、日の入りが午後4時44分PDT、月の出が午後5時07分PDT(満月の瞬間は前夜午後8時09分PDT)
・ロンドンでは、日の入りが午後3時52分GMT、月の出がその直前の午後3時41分GMT(満月の瞬間は同じ日の午前4時09分GMT)

【訳者注】
・東京では、12月8日木曜日の日の入りが午後4時28分JST、月の出が午後4時19分JST(満月の瞬間は同日の午後1時09分JST)

2022年12月9日金曜日の日の入り直後


金曜の夜は、ヨーロッパに住む人たちが夕暮れに昇る「コールドムーン」を見るもう1回のチャンスだ。

・ロンドンでは、日の入りが午後3時52分GMT、月の出が午後4時25分GMTで、ちょうど夕暮れ時だ
 

どこで「コールドムーン」を見るか


北半球の秋季最後の満月である「コールドムーン」は、日の入り直後に東に昇り、一晩中明るく輝き、日の出近くに西に沈む。地平線に昇る月を見るには、どこか高いところへ行くか、水平線をはっきり見られる海岸へ行くのがよい。

どうやって「コールドムーン」を見るか


満月を見るために特別な道具は必要ない。あなたの肉眼がベストだ。ただし、双眼鏡を持っているなら、驚くほど美しいクローズアップを見られるだろう。危険は一切ない。

なぜ「コールドムーン」はオレンジ色に見えるのか


レイリー散乱」という言葉を聞いたことがあるだろうか。波長の短い青い光は大気中の粒子と衝突して散乱しやすいのに対して、波長の長い赤い光は大気の中を遠くまで進んで私たちの目に届きやすい。昇ってくる満月はたくさんの大気を通して見えるのでオレンジ色になる。沈んでいく夕日が赤く見えるのと同じ理由だ。

次の満月はいつ?


「コールドムーン」の次の満月は、2023年1月6日の「ウルフムーン(狼月)」だ。この冬最初の満月で、2023年に13回やってくる満月の1番手でもある。

澄み切った空と大きな瞳に願いを込めて。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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