戦略的プランニングだけでは価値提案や正しい成果の定義を行うことができない
もし戦略「思考」のフェーズを省くと、より高いレベルのリスクと不確実性をプロセスに招き入れることになる。そしてプランは、思考する、実行する、効果測定するという他の戦略要素抜きでは、独自の価値提案や、適切に定義された(そして測定可能な)戦略成果を生み出すことができない。
戦略的プランニングだけでは、多くの人が失望を感じてしまうのだ。プランニングでは、ある程度の優先順位と成果を設定することができる。しかし、実際の戦略基盤がなければ、なぜその成果を定義したのか、そもそもそれが正しい成果なのかどうかに対する、意味のある裏づけができないのだ。
その結果、資源(時間、お金、人など)が間違ったことに費やされてしまうのだ。あるいはもっと悪いことに、間違った結果のために、立派な成果物が生み出されてしまうこともある。
組織、チームメンバー、社内外の利害関係者にとって意味のある結果を本当に得たいのであれば、プランを立てるだけでなく、はるかに多くのことにコミットする準備ができていなければならない。戦略的プランニングは、戦略の4つの重要な構成要素のうちの1つに過ぎず、他と切り離された状態では、戦略的プランニングは単純に意味をなさない。
戦略の全容を理解する戦略家を育成する
現代の組織におけるエグゼクティブの目標は、戦略の全容をよく受容し理解できる戦略家を育成または雇用することだ。戦略家が、戦略の各フェーズを協調的かつ協力的に進めることができれば、不確実性やリスクを排除、または大幅に低減することができる。
戦略思考を行わずに戦略的プランニングに突入すると失敗する。また、戦略的プランニングが完了した後に、実行と計測のフェーズに注意を向けないと、やはり失敗する。
成功は、戦略のすべての構成要素の複雑さを大切にする有能な戦略家になったときに、そしてそのときのみに達成される。
(forbes.com 原文)


