経営者や管理職は疲れている。戦略的プランニングに失敗し、立派な成果を出すために努力、エネルギー、リソースを費やしたにも関わらず誤った結果が出てしまったことに疲れ、どこにもたどり着けなかったことに疲れ果てているのだ。
また、これらの組織のリーダーは、戦略的プランニングというトピックに対して、あまりにも多くの善意の(しかし、しばしば力不足の)トレーナー、ファシリテーター、コンサルタントに惑わされてきたために、疲れている。
なぜ戦略的プランニングは失敗するのか
数え上げればきりがない。戦略的プランニングの失敗にはさまざまな理由があるが、以下に挙げるものはすべて、よく練られた戦略的プランニングの取り組みを失敗させる要因になり得る。
・有毒な、あるいは混沌とした組織文化
・機能不全のリーダーシップの風潮
・貧弱でバランスが悪い意思決定
・プロセス、システム、企業コーディネーションとの不整合
しかし、多くの戦略的プランニングが失敗する第一の理由は、経営者や管理者が、一貫した包括的な戦略から切り離された戦略的プランニングに着手していることだ。
全体戦略の包括的なパラダイムの外にある単体の戦略的プランニングは、信頼を損ない、組織の価値には何も追加しない失敗した命題なのだ。
いま大切なのは「戦略そのもの」だ
20年以上にわたって戦略、戦略思考、戦略計画、戦略的リーダーシップについて教え、支援し、助言してきた私は、あらゆる不満や過去の怖い話を聞いて来た。その結果わかったことがある。
数年前、この分野での考え方、学習、幹部育成に大きな変化が行った。戦略的プランニングに焦点を当てるのではなく、現代の最高の戦略家は、戦略そのものに焦点を当てるようになった。もちろん、戦略的プランニングは依然として非常に重要だが、それは戦略の全体的な文脈と整合し、その中に収まらなければならない。
戦略には4つのフェーズ(思考、プラン、実行、効果測定)があり、プランはその中の1つに過ぎない。
目標は、戦略の世界と1. 思考、2. プラン、3. 実行、4. 効果測定を含む無数のフェーズと要素に対して、十分に準備が整い、能力があり、そして有能な、リーダーや意思決定者を生み出すことだ。



