アドアニモが運営するウェブメディア「海外FXの手引」は、FXでの累計収支がプラスの投資家100人を対象に調査を行いました。まず、勝てるようになったのは何カ月目からかという問には、6カ月以上と答えた人が61パーセントありました。6カ月目に勝てるようになった人が多く、その後はぐっと減って、また12カ月目から大きく増えています。このことから「6カ月以内に勝てない場合は、そこからさらに6カ月は時間がかかる」と海外FXの手引編集部はコメントしています。
平均月利は、69パーセントが6パーセント未満でした。意外に少ない印象ですが、これが勝っている人の現実です。
どうしたら勝てるようになったかを聞くと、自分のトレードスタイルが見つかった、トレードを基礎から学び直した、損切りラインを明確にしたとの答が上位に見られました。トレードスタイルには、数秒または数分単位で売買を行うスキャルピング、1日単位で行うデイトレード、数日から数週間ポジション(購入分)を保有して売買するスイングトレード、数週間から数カ月ポジションを保有するポジショントレードがありますが、勝っている人たちはデイトレードに落ち着いているようです。
負けていた時期に多かったスキャルピングが勝つようになてからはぐっと減り、デイトレード以上の中長期の取引に落ち着いていることがわかります。スキャルピングは初心者には難しいということです。また、損切りのラインを明確にすることも重要だとわかります。
平均月利15パーセントという男性は、「負けていたときは利益はすぐ確定、損失はどこまでも引っ張る、典型的な損大利小のトレード」をしていましたが、あるとき「開き直って」逆をやろうと考え「利益確定の指値は入れず、損切りの逆指値は厳格にいれました。 そうしたら勝てるようになりました」と話しています。
結論として、勝つためにはまずきちんとFXについて学ぶ、気長に構える、月利の目標は6パーセント、損切りラインを決めてデイトレード、ということになります。あくまでこれは勝っている100人だけの話です。同じことをすれば勝てるという保証はありませんが、ご参考までに。