非営利団体Sistah Space(シスタースペース)のヌゴジ・フラニCEOは11月29日にバッキンガム宮殿で行われた「女性と少女に対する暴力」レセプションに出席した際「レディーSH」から「本当はどこの出身なのか」と繰り返し聞かれたとTwitter(ツイッター)で主張した。
フラニはエリザベス女王の元侍女のスーザン・ハッシーのことをいったようだ。バッキンガム宮殿の声明によると、ハッシーは辞任したという。
バッキンガム宮殿はフラニに連絡を取り「望むなら」ハッシーとの会話について話し合うために招待したと声明には書かれている。また、ハッシーは「与えた傷に対し深く謝罪する」ともある。
英紙インデペンドによると、ハッシーはエリザベス女王が亡くなる前、60年以上にわたって侍女職を務め、その後、王室をサポートする役目を担っていた。
「報告する人がいなかった」とフラニはツイートした。「カミラ王妃には報告できず、しかも私と他の2人の女性にとってかなり衝撃で、しばらく呆然としていた。私はただ部屋の端に立ち、微笑み、私が立ち去ることができるまで、話しかけてきた人としばし関わった」
ハッシーの辞任の決定は11月30日、ウィリアム皇太子とケイト・ミドルトンの米ボストン訪問に先立って行われた。皇太子夫妻の米国訪問は2014年以来で、ウィリアム皇太子が設立した環境問題を解決する可能性がある取り組みを称える「アースショット賞」の授賞式に出席すると報道されている。
83歳のハッシーは、エリザベス女王との長年にわたる関係で知られ、ダイアナ妃やメーガン・マークルの側近を務めたこともある。ハッシーは11月29日にバッキンガム宮殿で行われたカミラ王妃主催の「女性と少女に対する暴力」レセプションに出席した300人超の1人だった。ハッシーは直近ではマークルとハリー王子の結婚が「すべて涙に終わる」と示唆する発言で議論を呼んだ。
(forbes.com 原文)