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2022.12.01 10:45

AIが生年月日から性格診断 マーケティングに活かせる時代がくるか

Getty Images

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企業のマーケティング担当者の85パーセントが、顧客の性格がわかれば利用したいと考えています。しかし人の性格は、おいそれとはわかりません。

そのため、血液型診断や占いなどの科学的根拠の乏しい手段を使ったことのある担当者が42パーセントにものぼっていることが、ロジック・ブレインの調査でわかりました。



ロジック・ブレインは、AIが顧客の性格を診断するクラウドマーケティングツール「LBA」を提供しています。顧客アンケートなどで、よく年齢と性別と生年月日を聞かれます。こうした情報は顧客の特性や傾向の分析に利用されていますが、十分に活用しきれていないと感じているマーケティング担当者も多いとのこと。そこでロジック・ブレインは、生年月日を使った性格診断を提案しているのです。

相手の個性や性格がわかれば、顧客とのコミュニケーションが円滑になり、その人にぴったりの提案ができ、信頼関係を築くことができると同社は主張しています。相手が欲しがる、その人に適した商品やサービスを提案するというのはマーケティングの基本。そのために顧客の個性や性格を把握しようと思うのは当然でしょう。生年月日だけで性格が把握できるとしたら活用したいかとの問に対して、68.8パーセントの人がそう思うと答えています。



しかし「生年月日」による性格診断となると、よくわからないと思われるのも事実。性格診断を活用しないと答えた31.2パーセントの人たちに理由を尋ねると、「生年月日で性格がわかると思えない」、「信頼性がない」、「よくわからない」など、そもそも性格判断に懐疑的であることがわかります。LBAがどれだけ確かなものなのかは、これからのお楽しみ。

顧客側にすれば、どんな手段であれ、自分のことをよくわかって最適な商品を提示してくれるのであればハッピーですが、自分の性格をこっそり覗かれていると考えると、少し気味が悪くなります。それがズバズバ当たっていたら尚更です。生年月日によるAI性格診断を使いましたと開示してくれたなら、ちょっと安心できますよね。

文 = 金井哲夫

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