ダイビング愛好家向けのApple Watch Ultraアプリ「Oceanic+」がついに登場

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アップルが9月のイベントでApple Watchの「ウルトラ」バージョンの目玉機能を披露するために使用したアプリが、ついにApp Storeに登場した。「Oceanic+」と呼ばれるアプリは、ダイビングを楽しむ人向けのダイコン(ダイビング向けのコンピュータ)アプリだ。

このアプリは、Apple Watch Ultraの耐水性能と深度センサーを利用して、ダイビングやシュノーケリングのセッションを記録することができる。

Oceanic+のダウンロードは無料だが、全ての機能を利用するためには課金が必要で、1日だけの利用の場合は4.99ドル、1カ月で9.99ドル、1年で79.99ドルとなっている。また、5人までの家族でアカウントを共有する場合は、年額129.99ドルとされている。

無料で使えるフリーモードでは、水深や潜水履歴に加え、各ダイビングの時間などの基本的な統計データを記録できる。減圧のタイミングなどのダイビング関連のより高度な機能は、課金ユーザー限定となっている。さらに、このアプリを使うと、現在の標高や水面時間などのダイバーのためのより詳細なデータが文字盤に表示可能になる。

Oceanic+は、Apple Watch Ultraがハードコアなウェアラブルデバイスであることを示すために役立つアプリだが、当然ながらその利用者はかなり限定される。開発元のHuish Outdoorsの開発担当者のAndrea Silvestriは、「コンピュータがある種の必需品である数少ないスポーツの1つがスキューバダイビングだ」と述べている。

定価が799ドル(日本では12万4800円)ドルのApple Watch Ultraは100mの防水性能を持ち、40mまでの潜水に対応する。このデバイスは、ガーミンのGarmin Descent G1やGarmin Descent Mk2などと並ぶ、ハイエンドの水深計つきのスマートウォッチの1つでもある。Fenix 7などのガーミンの他の主流の時計には水深計が搭載されていない。

Oceanic+アプリを使用するためには、Apple Watch Ultraと、iOS 16を搭載したiPhoneまたはiPadOS 16を搭載したiPadのいずれかが必要だ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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