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2022.11.29 18:30

【11月第4週資金調達まとめ】VRメタバースの実現を目指すThirdverseが約20億円調達


プライシングスタジオ


調達額:4億3000万円
調達先:SBIインベストメント (リード) / STRIVE
備考:シリーズAラウンド・1stクローズ / 新規で複数の個人投資家の出資を含む / 大手金融機関からのデットファイナンスを含む

価格変更に必要なすべてのプライシングプロセスをSaaS化したサービス「Pricing Sprint」を提供するスタートアップ。

「Pricing Sprint」はプライシングを通じた企業利益と顧客満足度最大化の実現に向けて、価格変更に必要なすべてのプロセスをSaaS化した価格改善クラウドだ。

同サービスでは、事業に直結する数値である利用者数や売上などの数値が、サービスの価格変更前後でどのように変化するかを事前に可視化可能になっている。

シミュレーションに基づいた事業計画を策定し、サービスの価格変更によるインパクトを最小限に抑えることにもつなげられるという。

PSM分析や顧客分析、売上シミュレーション、実行支援により、根拠に基づく戦略的なプライシング実行を支援し、事業の価格変更の意思決定を多数創出している。

2022年11月にはシリーズAラウンドのファーストクローズにおいて、SBIインベストメントをリードインベスターとし、既存投資家のSTRIVE、新規で複数の個人投資家を引受先とした第三者割当増資および大手金融機関からのデットファイナンスを合わせて4億3000万円の資金調達を実施した。

なお、今冬にはセカンドクローズでの追加調達を予定している。

今回調達した資金によって、コンサルティングサービスやプライシング分析SaaSなど既存プロダクトの開発、新サービスの提供などの事業開発を加速するとともに、サービス拡大のための人材採用を強化していく方針だ。

カルディオインテリジェンス


調達額:2億円
調達先:ニッセイ・キャピタル
備考:シリーズAラウンド・ファイナルクローズ

専門医並みの精度で心臓病の予測・発見を行うAI自動診断支援システム「SmartRobin® AI」を提供するヘルステックスタートアップ。

「SmartRobin® AI」は、ディープラーニングを活用し、不整脈の一種である心房細動を専門医並みの精度で予測・発見するシステムである。

心臓の専門医とAIのスペシャリストがタッグを組み、医師の専門的な知見とディープラーニング技術を用いることで、これまでの自動判読とは違う国や地域・メーカーの区別のないボーダレスな心電図診断人工知能を作成した。

AIの精度の高さだけでなく“説明可能なAI”であることも特徴の一つである。

2022年11月には、ニッセイ・キャピタルを引受先とした第三者割当増資による2億円の資金調達を実施し、シリーズAファイナルクローズとして総額6億3000万円の資金調達を完了した。

調達した資金は医療機関向けサービス拡充のための社内体制の強化、医療従事者の診断サポートに貢献するプロダクト開発の推進に充当する予定だ。
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文=STARTUP DB

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