目を惹きつける2枚のティーザー写真は、「マツダ ビジョン スタディ」の写真で、先週、丸本明社長が2030年までの戦略と電動化の計画を発表し、従来の「中期経営計画」を見直し、電動化を加速させると話した時、さりげなく見せたのだ。
まったく予想外の発表。これは、マツダがちょうど5代目ロードスターのデザインを完成させようとしているタイミングながら RX コンセプトの更新版という可能性もある。しかし、この車両が何なのかわからない、というのが最大の “ティーズ”(じらし)だ。
このモデルはマツダの2030年計画の代表的なモデルとして提案されたものの、それについての情報は発表されず、リアルワールドに存在するモデルである証拠もなかった。まあ、デザイン・スタディではよくあることだけどね。
ティーザー画像を使って次世代モデルをアピールするなら、その車両はそれに値するものでなければならない。つまり、普通の平凡なセダンとかSUVの次世代版なら、ティーザー画像を使って欲しくない。今回のマツダのティーザーは、間違いなく期待する価値がある。
2枚のティーザー画像を見るやいなや、さっそく世界のメディアは大騒ぎで、その正体の推測を始めた。次世代のロードスターなのか、それとも RX-7 か RX-8 の後継車なのか? 結局、どのクルマとして現れても、その外観は素晴らしいので、是非ともそのスタイリングを変えないでほしい。