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2022.11.25 08:00

発表! Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2023」

「日本の起業家ランキング2023」は『Forbes JAPAN』2023年1月号に掲載

「日本の起業家ランキング2023」は『Forbes JAPAN』2023年1月号に掲載

Forbes JAPANは11月25日、「日本の起業家ランキング2023」を発表した。同ランキングは、「新しい日本」をつくる存在として、日本経済を牽引する起業家を応援するというコンセプトのもと、2015年から開催している。9度目となる今年は、医療や脱炭素など、事業性と社会性を両立しつつ、地球規模で活躍する起業家たちが台頭。TOP20の約半数が前回から入れ替わり、新境地を切り開く起業家が顕著に増えていることが浮き彫りとなった。

1位に輝いたのは、夜間休日の救急往診やオンライン診療などの時間外救急プラットフォームを手がけるファストドクターの菊池亮、水野敬志。2位には、脱炭素社会に向けた再エネ発電事業を世界展開し、今年10月には700億円の資金調達を発表した自然電力の磯野謙、川戸健司、長谷川雅也。3位は、チャンネル登録者数累計7000万人のVTuber「ホロライブプロダクション」を運営するカバーの谷郷元昭がランクインした。BEST10は次の通り。

日本の起業家ランキング2023 BEST10

1位 菊池 亮、水野敬志(ファストドクター)
2位 磯野 謙、川戸健司、長谷川雅也(自然電力)
3位 谷郷元昭(カバー)
4位 橋本 舜(ベースフード)
5位 稲田武夫(アンドパッド)
6位 袴田武史(ispace)
7位 慎 泰俊(五常・アンド・カンパニー)
8位 中尾 豊、中川貴史(カケハシ)
9位 加藤勇志郎(キャディ)
10位 宮城 徹(UPSIDER)

また、TOP20にランクインした起業家は次の通りだ。

日本の起業家 TOP20(順不同)

金子和真、山本遼祐(Linc’well)
福澤知浩(SkyDrive)
米良はるか(READYFOR)
富岡 仁、佐野元紀(Telexistence)
會田武史(RevComm)
小川 嶺(タイミー)
後藤 将、山田彩音(TYPICA Holdings)
鮄川宏樹(モンスターラボホールディングス)
福田恵里(SHE)
加藤直人(クラスター)

過去のランキングでは、メルカリの山田進太郎(2015〜2017年1位)やラクスルの松本恭攝(2018年1位)などの起業家が選出されている。東証グロース市場で時価総額1位(3794億円、11月24日時点)となっているVisional(ビジョナル)の南壮一郎など、ランキング入賞後に大きく飛躍した起業家も多い。

評価委員会では業界を代表する投資家・起業家の12名が審査



(写真上段左から)谷家衛・あすかホールディングス、仮屋薗聡一・グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊佐山元・WiL、百合本安彦・グローバル・ブレイン、田中仁・ジンズホールディングス、千葉功太郎・個人投資家 / Drone Fund、鑓水英樹・JIC Venture Growth Investments、赤浦徹・インキュベイトファンド、辻 庸介・マネーフォワード、南場智子・ディー・エヌ・エー、南壮一郎・Visional、藤井淳史・ジャフコ グループ

「日本の起業家ランキング2023」は、評価委員会を開催した2022年9月27日時点で未上場のスタートアップの起業家が審査対象。「グローバルで活躍できるか」「時価総額1000億円を超えられるか」「成功への時間軸を重視した事業の実績・成長性」「経営者・経営チームの成熟度」「社会課題解決に取り組んでいるか」の5点を選定基準に選出した。(なお、過去1位を獲得した起業家およびBEST10に3度選出した起業家は、殿堂入りとして審査対象外とした。また、ランキングの審査を辞退した起業家も対象外)

ランキング評価委員会には、以下の13人にご参加いただいた。

ランキング評価委員会

谷家 衛(あすかホールディングス)
仮屋薗聡一(グロービス・キャピタル・パートナーズ)
伊佐山 元(WiL)
百合本安彦(グローバル・ブレイン)
田中 仁(ジンズホールディングス)
千葉功太郎(個人投資家 / Drone Fund)
鑓水英樹(JIC Venture Growth Investments)
赤浦 徹(インキュベイトファンド)
辻 庸介(マネーフォワード)
南場智子(ディー・エヌ・エー)
南 壮一郎(Visional)
藤井淳史(ジャフコ グループ)

<アドバイザー>
大櫃直人(みずほ銀行)

11月25日発売の「Forbes JAPAN」2023年1月号では、上位受賞者のインタビュー記事や200社を網羅した2023年版「日本のスタートアップ図鑑」などを掲載。資金調達バブルが終焉を迎え、市場が調整局面に入ったなかで、日本政府がスタートアップ政策を推進するなど、大きなうねりが起きている現在、そしてこれからの日本のスタートアップ・エコシステムの全貌が見えてくる「新・日本のスタートアップガイド」決定版として、内容盛りだくさんでお送りする。

文=眞鍋 武

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