ブルックリン・ベッカム、缶入り日本酒を米国で展開

WESAKE

英国の元サッカー選手デビッド・ベッカムの息子ブルックリン・ペルツ・ベッカムが、米国で缶入り日本酒を販売する「ウィーサケ(WeSake)」に、共同創業者・パートナーとして加わった。2000年の歴史を持つ日本酒に、新風を吹き込む意気込みだ。

ブルックリンはインスタグラムで1450万人以上のフォロワーを抱えており、料理動画を投稿すれば10万件を超える「いいね」が集まる。

ウィーサケは昨年、パブロ・リベラが創業。ブルックリンは今年の夏にリベラと会い、同社に加わることを決めた。

「(日本酒を)僕たちのようなやり方でやった人はこれまでにいない。日本酒が、どこでも、いつでも、誰とでも、どのような料理とも一緒に飲める日常的なドリンクになり得ることを示したい。パブロからこのアイデアを提案され、とても気に入った」

リベラは「米国で売られる日本酒のほとんどは瓶入りだ」と説明。「缶入りにすれば持ち歩くことができ、日本酒はいつでもどこでも楽しめるという私たちのメッセージに合致する」と語る。



ウィーサケは神戸産の純米吟醸で、日本酒の初心者と愛好家の両方が楽しめるように作られている。ブルックリンはその味について、「とてもドライだ」と説明。「少しフルーティーでまろやかで、よく冷やして飲むのがベスト」としている。

最近はまっている飲み方は、チーズの盛り合わせにワインではなく日本酒を合わせるものだという。「英国料理やイタリアン、ビーフウェリントンにも合う。今は食事のたびに缶入りの日本酒を飲んでいる」

ウィーサケは、通常は日本酒が置かれていないようなレストランやバーでも提供されているという。「以前はなかったような場所に日本酒を置いてもらい、日本酒は日本食に限らずさまざまなものと組み合わせられることをアピールできた」とリベラ。同社の商品が、日本酒の深い魅力を知るきっかけになればと考えている。

forbes.com 原文

編集=遠藤宗生

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