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2022.11.25

パーキンソン病の症状を追跡するアプリ「Parky」がFDAの認可取得

Ground Picture / Shutterstock.com

パーキンソン病の症状をモニタリングするアプリの「Parky」が、米国のFDA (食品医薬品局)の認可を取得した。開発元のH2o Therapeuticsによると、このアプリはiPhoneとアップルウォッチに対応しており、アップルの運動障害を測定するためのAPI(Movement Disorder API)とウォッチのモーションセンサーを使って、震えと不随意運動を識別する。

Parkyは、震えやジスキネジア(自分では止められない動き)の記録をグラフで表示し、介護者や医師らがが、症状を確認する上で役立つという。さらに、服用した薬の記録も可能で、週ごとや月ごとのコンプライアンス(服薬の順守)のスコアも表示される。

FDAの認可は、製品が安全に使用できることを示す比較的低いハードルだが、アップルが独自開発したAPIを用いたこのアプリのデータは、おおむね信頼に足るものと言えそうだ。

アップルが、医学調査用アプリのフレームワークのResearchKitに、Movement Disorder APIを追加したのは2018年のことで、今年6月には米Rune Labsが開発したパーキンソン病をモニタリングするアプリ「StrivePD」がFDAの認可を受けていた。

H2o Technologyのウェブサイトには、他の2つの医学関連のアプリが掲載されている。その一つは、「Foggy」と呼ばれる神経変性疾患を治療するためのARアプリで、もう一つの「Covie」は新型コロナウイルス感染症の早期発見を目的としている。ただし、どちらのアプリもまだリリースされていない。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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