Parkyは、震えやジスキネジア(自分では止められない動き)の記録をグラフで表示し、介護者や医師らがが、症状を確認する上で役立つという。さらに、服用した薬の記録も可能で、週ごとや月ごとのコンプライアンス(服薬の順守)のスコアも表示される。
FDAの認可は、製品が安全に使用できることを示す比較的低いハードルだが、アップルが独自開発したAPIを用いたこのアプリのデータは、おおむね信頼に足るものと言えそうだ。
アップルが、医学調査用アプリのフレームワークのResearchKitに、Movement Disorder APIを追加したのは2018年のことで、今年6月には米Rune Labsが開発したパーキンソン病をモニタリングするアプリ「StrivePD」がFDAの認可を受けていた。
H2o Technologyのウェブサイトには、他の2つの医学関連のアプリが掲載されている。その一つは、「Foggy」と呼ばれる神経変性疾患を治療するためのARアプリで、もう一つの「Covie」は新型コロナウイルス感染症の早期発見を目的としている。ただし、どちらのアプリもまだリリースされていない。
(forbes.com 原文)