初戦はサウジ! 夏までに欧州に拠点を
初戦は、Sauji Tourに出場することにしました。これまで日本国籍のチームは出ていないし、ワールドチームも出場するのでレベルが高い。今回結果を出すことは難しいかもしれないけど、チームのスタートとして世界への扉をノックしにいこうと思いました。
世界で戦っていくための「土台づくり」として、あえて厳しいとわかっているSauji Tourを初戦に選んだんです。
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— JCL TEAM UKYO (@JCL_UKYO) January 31, 2023
ゴール地点は、ど平坦ど直線🏁
しかし左から右に とてつもない風が吹いています!どんなスプリント対決になるのか…
最後までご声援お願いします🔥#sauditour pic.twitter.com/8aaD4iVN7l
また、ヨーロッパに拠点を見つけて、夏までにはレース参戦できるように準備を進めていきます。
ヨーロッパでのレースは、2クラス(UCI男子ロードレースにおいて最下層に位置するディビジョン)と言ってもレベルがとても高いです。早くからそこに挑戦し、世界との違いを体感して、ツール・ド・フランス挑戦の達成、日本ロードレース界のレベルアップに繋げていく。次世代の選手たちに伝えていくことに意味があると思っています。
中長期的な「選手の発掘・育成」計画も
そして、全国の競輪場と連携して、アカデミーを始めたいと考えています。ヨーロッパのスピードに対応できる選手の育成には、スピード制限なしの環境で走る機会を増やすことが重要です。あわせて、選手を発掘して育成していく「仕組みづくり」も。
ゆくゆくは、Jリーグのユース・下部組織からトップチーム昇格への流れのように、コンチネンタル登録(UCIロードレースの最下層グレードで、国際レース出場にはこの登録が必要)の下部組織も創設して、そこで活躍した選手がトップチームに昇格するような仕組みを作っていきます。
自転車競技の選手の中には、サッカーや野球など他競技で活躍してきた選手もいます。チーム総監督の橋本聖子さんも、スピードスケートと自転車競技の両方で7回ものオリンピック出場を果たしています。
他の競技のアスリートたちにもトライしてもらえる形でさっそく試験的に始めたい。夢をもって挑戦し続けている人たちを応援できる仕組みづくりをしていきたいんです。
JCL TEAM UKYOの総監督を務める橋本聖子氏