トランプのSNSアプリ「Truth Social」が危機に瀕している理由

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500万人と8300万人に話しかけられるとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。

あなたが政治家で、選挙に立候補しているとしよう。メガホンを手に取り、数百人があなたの投稿を追うのを目にすることができる。あるいは、テキサス州ほどの大きさのメガホンを選び、より多くの聴衆(例えば、数百万人)に発信することもできる。

これは、ドナルド・トランプが今直面している、かなり簡単な決断だ。

元大統領は先の週末にTwitter(ツイッター)に復帰し、多くのフォロワーの考えや行動に大きな影響を与えることができるようになった。もちろん、トランプは自身のSNSアプリ「Truth Social(トゥルース・ソーシャル)」を使い続けることもできる(ワシントン・ポストの記事を信じるなら、トランプ支持者のわずか10%がユーザー500万人のTruth Socialを利用していて、支持者4500万人は利用していない)。

これは言っておく。筆者はこのアプリが好きではない。まるでみんなが同じような見解を言い合う地域のカルト宗教の集会に参加しているような感じだ。Truth Socialは一方的で政治的な動機があるといっても、筆者の政治的見解については一切明らかにするつもりはない。だからといって、それが良いアプリ(あるいは良いビジネス戦略の一部)ということではない。

トランプが政治的な動きとしてTruth Socialを選択することは、避けられない共和党の討論会で完敗につながる可能性があると言っておく。あなたはトランプに当選して欲しいだろうか。だとすれば、彼が再びツイートし始めるのを支持すればいい。前回は文字どおりツイートして当選した。それともあなたはトランプが選挙に出ないことを望んでいるだろうか。だとすれば、Truth Socialにアカウントを開き、このアプリが成長しているという錯覚を作り出すときかもしれない。
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翻訳=溝口慈子

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