ビジネス

2022.11.23

「貯蓄がない」5人に4人がお金の不安を抱える

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高齢化社会にともない、将来や老後の生活に不安を抱えている人が多い中、2022年4月から高校での金融教育が本格化し、いかに資産形成していくのかということを若いうちから叩き込まれる時代になっています。

みんなの銀行とiBankマーケティングが共同運営する「マネーインサイトラボ」が、「お金の悩みに関する世代別意識調査」をした結果、実に80%がお金の悩みがあると回答しています。



今回の調査では、Z世代(17~25歳)、Y世代(26歳~41歳)、X世代(42~57歳)に分けて集計していますが、Z世代とY世代では「貯蓄がない」ことを1位にあげ、X世代では「老後の資金」を1位にあげています。



また、Z世代は収入が少ないのにお金を使いすぎていると感じており、そのため貯蓄ができないという悪循環が生まれているように思います。




お金の不安に対する相談いる人はいるのか、という設問では、全体で65%と意外に多い結果に。ただ、相談相手はというと、両親、特に母親に相談する人が多く、Z世代では70%以上となっています。逆に、お金に関する専門家に相談する人は全体で11.2%しかおらず、資産運用をしようという人はまだまだ少ないのかもしれません。



将来に向けて学生のうちにやっておくべきことは、という設問では、圧倒的に「貯蓄」と回答しています。ただ、お金の勉強も3位に入っており、お金を貯めるだけでなく、いかに増やしていくかという点にも必要性を感じているようです。

文 = 飯島範久

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