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「最も稼ぐ」W杯カタール大会出場選手、1位は23歳のエムバペ

サッカーフランス代表のエムバペ(Getty Images)

世界で最も稼ぐサッカー選手、フランス代表のキリアン・エムバペが国際サッカー連盟(FIFA)主催のワールドカップ(W杯)に出場するのは、11月20日に開幕したカタール大会が初めてではない。

4年前のロシア大会で、当時19歳だったエムバペは、1998年以来初となるフランスの優勝に貢献。最優秀若手選手賞も獲得した。そして、今回のカタール大会はそのエムバペが、さらにその人気を急上昇させ、巨額の報酬を手にするようになる“分岐点”となるかもしれない。

スポーツマーケティング企業エクストラタイム(XtraTimeFC)の創業者、ロッシ・ビドルは、エムバペは「おそらくワールドカップの顔になる」として、フランス代表が今大会で好成績を残せば、エムバペに対するスポンサーの関心は「さらに跳ね上がるだろう」と述べている。

前回のロシア大会は、世界のおよそ36億人が視聴したとされている。また、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は今年5月、全64試合が行われるカタール大会は、およそ50億人が視聴することになるとの見通しを明らかにしている。

こうした注目度の高さから、各国のブランドは我勝ちに、W杯のスポンサーに名乗りを上げる。この大会は各国のスター選手たちにとっては、メディアへの露出を増やす他に類をみない機会でもある。

年収の多い選手トップ5


すでにエムバペは、収入の面で大きな成功を手にした選手の一人だ。フォーブスの調査では、2022~23年シーズンの収入は、推定1億2800万ドル(約180億円、税引き前・代理人手数料を含み)となっている。

業界関係者の話によると、所属するパリ・サンジェルマンとの間で今年合意に達した3年間の契約延長ボーナスと年俸を合わせると、エムバペの年収はおよそ1億1000万ドル。

さらに、ナイキ、ディオール、高級ウォッチのウブロ、サングラスのオークリーのほか、EAスポーツとファンタジーフットボールゲームのソラーレ、サッカーカードのパニーニとのスポンサー契約から、合わせて約1800万ドルを受け取るとみられている。

エムバペがW杯2度目となる優勝を狙うなか、一方ではサッカー界の2大スター選手、アルゼンチンのリオネル・メッシ(35)とポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(来年2月で38歳)が、初の、そしておそらく最後となる優勝を目指している。

カタール大会の出場メンバーに入った選手のなかで、最も稼ぐ選手のトップ5とそれぞれの推定年収は、以下のとおりとなっている(かっこ内は、フィールド外での収入)。

1. キリアン・エムバペ(23、フランス)/1億2800万ドル(1800万ドル)
2. リオネル・メッシ(35、アルゼンチン)/1億2000万ドル(5500万ドル)
3. クリスティアーノ・ロナウド(37、ポルトガル)/1億ドル(6000万ドル)
4. ネイマールJr.(30、ブラジル)/8700万ドル(3200万ドル)
5. ロベルト・レヴァンドフスキ(34、ポーランド)/3500万ドル(800万ドル)

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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