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2022.11.19

独自の世界外交をさらに進化させる、若き獅子の挑戦

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CHATEAU SCHOOL クリエイティブ・ディレクター ナポレオン・スター

世界を舞台に活躍する次世代のリーダーを、日本から輩出することはできるのか?──CHATEAU SCHOOLは、来たるべき真のグローバル時代を見据えて開発した独自の世界外交プログラムに沿った教育を、日本にいながらにして英語で行うユニークなインターナショナルプレスクールとして話題となっている。ファウンダーのリナ・ローズ氏と、弱冠15歳にして同校のクリエイティブ・ディレクターの座に就く息子のナポレオン・スター氏にインタビューを行い、新たなフェーズへと進みつつある同校のビジョンを探る。


──まずはCHATEAU SCHOOLがどんな学校なのかを教えていただけますか?

ローズ:CHATEAU SCHOOLはクリエイティビティを重視するご家族の0〜6歳のお子様向けにデザインされた、ライフスタイルスクールです。



東京・西麻布にあるJEWEL BOXはそのフラッグシップで、最先端のクオリティの高い幼児教育、年間150カ国の文化を学ぶ世界外交教育、英語、フランス語など5カ国語の言語教育を行なっています。他に提供するユニークなコンテンツやサービスとしては、例えば透明感のあるデジタルジャーナル、ご希望の場所まで送迎するスクールバス、オーガニックガストロノミーの給食、特別なスキルを教えるクラス、進学のフルサポート、特別な遠足、ワークショップ、パーティ、ファッション撮影、グッズプロデュースなど、スクールコンシェルジュがフルサポートしながらよそでは体験することのできないような体験をお届けしています。



──CHATEAU SCHOOL は、どのようにして誕生したのでしょうか?ローズさんご自身の経歴や経験、これまで抱いてきた想いなどにも絡めてお話しいただけますか?

ローズ:CHATEAU SCHOOLのきっかけは、私自身のホテル生活にルーツがあります。私は1980年代からアメリカで育ち、パリ・ロンドン・ニューヨークで教育を受け、音楽とファッションの業界で働いてきました。息子のナポレオンが生まれたのは、アメリカのシャネル本社で働いていた時です。

当時ファッション業界ではまだ子どもがいる女性は珍しく、産休は2週間で出産直後から長期の出張がありました。当然、息子を連れていく選択肢しかありませんでしたから、息子はシャネルのファッションショーの行き先を転々とする「COCO BABY」のニックネームで呼ばれていました。

出張先のパリのホテルにチェックインと同時に、コンシェルジュに息子を預けて本社で仕事。夜は部屋に戻り、ベビーシッターとバトンタッチをしてから息子をトートバッグに隠してビジネスディナーに連れて行き、また部屋に戻って空が明るくなるまで仕事をする──そんな毎日でした。

ショーの当日にベビーシッターが現れず、息子をショーの招待客にしていただいてなんとか仕事を完了させたこともありました。ホテルのコンシェルジュの方たちのサポートがなければ、仕事と子育ての両立はできなかったと思います。

この経験から、世界で初めてのスクール・コンシェルジュのいる美しい環境のライフスタイルスクールのアイデアが生まれました。ラグジュアリーホテルの延長線にあるようなイメージでした。



女性が仕事をするから預ける場所が必要というのではなく、女性が仕事をすることによって、小さなお子様たちが主役になって充実したクオリティの高い教育や経験を受けられる、という新しいスクールのかたちをつくりたいと思ったのです。

東京に来て、経済的に独立した女性も増やしたいという思いもありました。よく知らない日本で、まだマイノリティ的な存在であるインターナショナルスクールをこのような初めてのコンセプトでつくることはハードルが高いように思われましたが、夢は必ず叶うと信じていました。

やりたいことは必ず達成させるので、乗り越える障害が大きいほど特別なものができると信じて進み続けたら、現在のような面白いものになっていました。



「こんなことができたら夢みたい!」と思い描いていた小さなウィッシュリスト──通常のスクールやホテル、職場では叶わないようなことを一つひとつ時間をかけて実現させてきました。

──「CHATEAU SCHOOLの子どもたちはここがすごい」と自慢できるようなことはありますか?

ローズ:100人いたら100通りの異なる楽しみ方をつくりだせることが強みだと思います。

──ご子息のナポレオンさんが昨年、弱冠14歳にしてスクールの運営に携わるようになった理由とは?

CHATEAU SCHOOLは常に変化していきます。私はジェネレーションX、彼はジェネレーションZ。社会はジェネレーションZがトレンドをつくる時代に変わり、スクール自体もリバース──生まれ変わることが必要だと思いました。



2021年11月11日、創設からちょうど10周年を迎えた時に彼が14歳になり、すでに想像以上の高度なスキルや独立した鋭い考え方をもっていたので、このタイミングだと確信しました。この時彼は、ハーバード大学とコロンビア大学のパートナーシップを得て、認知症を予防するオーガニック主成分の研究結果を出版していました。社会人として十分活躍できるはずだと思ったのです。

──ナポレオンさんにお聞きします。CHATEAU SCHOOLで育てようとしている、いまの日本、そしてこれからの日本に必要な人材とは?

スター:なんでも自分がやりたいことで生きていける人たちです。

──CHATEAU SCHOOLとして、これから解決していきたい課題、取り組んでいきたいこと、成し遂げたい目標はなんですか?

スター:創立のコンセプトは、スクールパスポートを見せれば行き先の各国の都市でチェックインをして教育を継続できることなので、拠点をさらに海外に広げ、さらに多くのプロフェッショナルたちとコラボレーションをして世界外交教育プログラムを磨いていきたいですね。



子どもの教育に出資することは、社会を良くすることに繋がる本格的な社会貢献だと思っています。子どもの教育が社会人をつくる原点となるので、今後さらに幼児教育を充実させる拠点を世界の各都市につくっていきたいと考えています。

──このユニークでクリエイティブな『WELCOME BOOK』についてもご紹介いただけますか?

スター:CHATEAU SCHOOLにはパンフレットがないことに気がついたんです。僕の最初のプロジェクトとして、パンフレットをつくりたいと思いました。これまで、子どものスクールのパンフレットは大人向けにつくられてきたので、子どもが楽しくなるようなコンテンツを考えて、ロサンゼルスのアーティストとコラボレーションをして、1年間かけて完成させました。



この本は、CHATEAU SCHOOLとは何かを伝えるような内容のストーリーになっています。面白い内容に仕上がったので、絵本としてアメリカから広げたらどうかと思い、販売もできるようにしました。クリエイティブ面が評価され、iF Design Award 2022で「優れたコミュニケーション」ツールとして認められ、デザイン賞を受賞しました。最初のプロジェクトが認められて嬉しかったです。

──ナポレオンさんは自身がCHATEAU SCHOOLに通っていた時代を振り返って、どんな思い出がありますか?



スター:何でも早くから始め、小さい頃からクラス環境で常に“自分は誰かを開発していた”ような思い出があります。未熟なうちから、早く社会で大人として活躍できるように、自分のパターンに合った能力を身につけることができて良かったと思っています。

──ナポレオンさんは今日に至るまで、どのように過ごしてきたのでしょう?

スター:CHATEAU SCHOOLの頃は、毎日新しい工夫をして、夜までお手伝いをしていました。週末はモデルの仕事をしました。

その後、小学校低学年ではブリティッシュスクールに進学して、芸能界活動をしました。東京には個性的なアーティストや卓越した技術者の方たちが多く、直接お願いをして貴重な経験をたくさんさせていただきました。スクールでは子どもと、芸能活動では大人と触れ合うという、この組み合わせが楽しかったですね。

やりたいことがたくさんあり、8歳の時にスイスのボーディングスクールのル・ロゼに行くことを決めました。ル・ロゼは世界で唯一自分の興味のあることをパーソナライズして学ばせてくれる、最高のスクールだと思いました。仕事があったので、テレビ番組の出演を完了させて、翌月に受験をして、翌々月にスイスで小学校高学年から寮生活をスタートしました。

いま、ル・ロゼで高校生になり、素晴らしい教育を受けているほかさまざまな経験を積んで、さらに休暇は仕事をしています。自分の人生に感謝しています。



──いま取り組んでいること、好きなこと、将来やりたいことは?

スター:いま取り組んでいることは、神経変性疾患の研究、航空宇宙工学、シビルエンジニア、認知症研究、雑音消去研究、サテライトキューブ開発、法化学、暗号学、心理学、起業、自家用操縦士免許、航海免許、ダイビング免許、射撃資格、チャリティー、スイーツアート制作、音楽制作などです。好きなことがたくさんありますが、ひとつ選ぶとすれば歌です。

将来は「不可能なことを可能にすること」をやってみたいです。

──ナポレオンさんにとって、お母様はどんな人ですか?

スター:ピンクの猫好きなプリンセス。「Self-Made High Achieving Lady」で、毎日新しいことを可能にしていく人です。早くに家を出て、伝統を変えたところを尊敬しています。自分をフルサポートしてくれることにも感謝しています。

──そうしたナポレオンさんの頼もしい助力を得ながら、リナさんが仕事のために心がけていることはなんでしょうか?

ローズ:仕事では、新しいインスピレーションでお花を咲かせることを大切にしています。何かを完成させる時は、仕事を始めた国から移動して、環境を変えたところで異なる角度からもう一度考えて、どの角度からも完璧かどうかを確認するように心がけています。

──リナさんにとっての「マイルール」とは?

ローズ:想像したものを必ず成し遂げることです。

──「この仕事をしていて良かった」と思えた瞬間は?

ローズ:CHATEAU SCHOOLには型にはまらないご家族が集まってきます。素敵な価値観や生き方を学べる瞬間に、やっていて良かったと思います。

──リナさんがナポレオンさんに期待することとは?

ローズ:むしろ私が彼から学んだことのほうが多く、感謝しています。これからも私のメンターとして活躍していってくれることを期待しています。


リナ・ローズ ◎ CHATEAU SCHOOLファウンダー。2011年に創立。
ナポレオン・スター ◎ CHATEAU SCHOOLクリエイティブ・ディレクター。2021年より現職。

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Promoted by Forbes JAPAN SALON / interview & text by Shigekazu Ohno(lefthands)

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