ビジネス

2022.11.20 12:30

クラウドファンディングを通じて生まれたインパクト15選


災害で途絶えたデニム生地を1800人超の力で復活


内田縫製



1:5153万7600円 2:1845人

岡山県の内田縫製が開発した「レインボー」は、白糸を赤や緑、黄などカラフルな色で染めたのちにインディゴで染色することで、はき込むほどに虹色に変わるというデニム生地。2018年6月の西日本豪雨で生地の在庫が浸水し製造が途絶えていたが、22年にMakuakeで5000万円以上の応援金を得て復活した。

感音性難聴への効果を実証ワイヤレス聴覚支援デバイス


FILLTUNE



1:4842万8000円 2:448人

厚生労働省の障害者自立支援機器等開発促進事業に採択された技術を用いた、フルワイヤレスの聴覚サポートデバイス「FILLTUNE CLEAR」。2021年末にGREEN FUNDINGで購入型プロジェクトを実施し、難聴の人やその家族などから4800万円以上を集めた。現在は複数の病院や介護施設にも導入されている。

距離や障害物にかかわらず通話できる装着型デバイス


BONX



1:5348万120円 2:1535人

「BONX BOOST」は、コミュニケーションに特化したウェアラブルデバイス。専用アプリを利用することで、距離や障害物、データ通信量や周辺の雑音などを気にせずコミュニケーションできると話題を呼んだ。GREEN FUNDINGで、業務に活用する人をはじめ1500人超が賛同。5300万円以上を集めた。

クリエイティブ制作が楽になる左手デバイス


BRAIN MAGIC



1:941万4806円 2:602人 *7月10日時点

2022年にGREEN FUNDINGでプロジェクトを実施した「Orbital2 STERNA」は、自社特許技術を用いた倒す・回す・押すの3つの動作でショートカットキー操作を実現する左手入力デバイス。手が小さい人などにも使いやすいユニバーサルデザインで、誰もが創作活動を楽しめる社会の実現を目指す。
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編集=瀬戸久美子

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