スナックの存在意義を見直し悩める女性や若者の「社交場」に
坂根千里(「スナック水中」ママ)
1:387万782円 2:349人
スナックを事業承継し、女性や若者も楽しめる街の社交場へと再構築するプロジェクト。一橋大学卒の20代女性がMOTION GALLERYで実施。「多様な働き方や生き方に悩み、闘う女性のサードプレイスにしたい」との思いが共感を集めた。22年4月に開業し、3カ月で1200人超が来店(男女比6:4)。
コロナ禍で閉鎖の危機にあるミニシアター支援に約3万人が共鳴
miniTheater_AID
1:3億3102万5487円 2:2万9926人
コロナ禍で閉館の危機に晒された全国のミニシアターを守るため、映画監督など有志が立ち上げた基金。2020年にMOTION GALLERY で実施。「文化は不要不急」という言説も根強くあったなか、約3万人が総額3億3000万円以上を支援。文化も重要な社会的インフラであるという世論の形成に寄与した。
刃物メーカーの技が光る薄型のキャンプ用ペグでBtoC市場開拓
福善刃物工業
1:1137万9300円 2:2290人
岐阜県美濃加茂市の機械用刃物メーカーが、2020年にMakuakeで販売した厚さ3.5mmのペグ(くい)。キャンプ需要の高まりを受け、刃物と同じ材料や手法で製造したペグでBtoC市場を開拓。地域が団結するきっかけももたらし、「市内の他業種メーカーからコラボやOEMの話が増えた」(福善刃物工業)。
個人向けの予防衣製作で全国の縫製職人の仕事をつくる
ヴァレイ
1:191万5544円 2:234人
奈良県で縫製工場を営み、全国の縫製職人のネットワーク組織「MY HOME ATELIER」も運営するヴァレイが、10万着の医療ガウンを納品した実績を生かして予防衣を製作。2020年にMakuakeで販売した。アパレルの需要が激減するなか、同プロジェクトはフリーランスの縫製職人の雇用創出にもつながった。