最初のコレクションは、タオル地のトレフォイル(アディダスの三つ葉のロゴ)を立体的に重ねたキルティングジャケット「WALLRUNNER」、インフレータブルパファーの「P.F.D.」、アディダスのスニーカー「スーパースター」のラバーソールパターンをヒントにしたトップス「NEOBONE」など、ジャケット・パーカ類で構成されている。タオル地などの素材のリアルな質感にアディダスのこだわりが感じられる。
対応するパートナーコレクションのPFP(プロフィール画像)アバターがVirtual Gearを着用できるように、アディダスは今月、PFP(プロフィール画像)の着せ替えツールもリリースする予定だ。まず、人気コレクションである「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)」、「ミュータント・エイプ・ヨット・クラブ(MAYC)」、「インハビタンツ」が対象になるという。
これまでもPFPにバーチャルウェアを「焼きつける」ことはできたが、この新しいツールでは「Ready Player Me」などでつくった一般的なアバターと同じようにPFPの衣装の交換ができるようになる。
アディダスのスリー・ストライプス・スタジオのバイスプレジデント、エリカ・ワイクススニードはVirtual Gearの発表にあたってこう述べている。
「アディダスは、わたしたちのコミュニティーとクリエイターでつくるエコシステムを中核に、Web3でのあらゆる実現可能な有用性やプラットフォーム、体験を探っていきます。そうして、コミュニティーメンバーにとっての確かな価値、いつまでも変わらない有用性に重点を起きながら、ウェアラブルの新たな可能性を切り開いていきます」
アディダスオリジナルスが今年5月に発売した「カプセルNFTコレクション」(全2万4280点)の所有者には、無作為に選ばれたVirtual Gearのアイテム1点が無料で配布される。このNFTを持っていない人も、NFTのマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」でVirtual Gearのコレクションを購入できる見込みだ。
(forbes.com 原文)