ビーチが似合うビールだからこそ
ところで、そもそもなぜ、コロナビールは海洋ごみの削減に取り組むのか?それは、コロナビールが長い間、いわば“リゾートビール”として自らを位置付けているからだ。
リゾートの代表格と言えば、ビーチである。少し前のテレビCMになるが「コロナビールはあなたのリゾートです」という意味合いで“Find your beach”とメッセージしているものを、今も観ることが出来る。
Find Your Beach(EN)
また、日本においては、2016年には沖縄の「美らSUNビーチ」で“CORONA SUNSETS BEACH OKINAWA”を開催したり、2021年にも神奈川県葉山町で“ビーチハウス”やビーチでワーケーションできる“ワークスペース”を設置したりして、コロナビール=ビーチというイメージの醸成に努めてきた。
そうしたビーチを想わせ、ビーチが似合うビールだからこそ、美しいビーチを守りたい、ひいては美しい海を守りたい、と活動しているのだ。だからこそ、海洋プラごみ回収を促す“プラスティック・フィッシング・トーナメント”を主催する、ということもそれなりに納得がいく。
コロナビールはこうした海洋プラごみ関連の施策を、すでに日本でも活発に行っていて、例えば2019年には神奈川県森戸海岸で、ごみを集めてコロナビールと交換出来る「CORONA PAY WITH PLASTIC」も行っている。
こうした、企業やブランドが自らの商品に相応しい形で、様々な工夫を凝らして社会問題に取り組んで行く傾向は、今後も続いていくだろう。