元ヘビー級王者の二人は11月9日、「ホーリーイヤー」と呼ばれるエディブル(大麻入りの食品や飲料)を、タイソンが手掛ける大麻ブランド「タイソン2.0」のショップで11月末から販売するとアナウンスした。
タイソン2.0の親会社のカルマホールディングス(Carma Holdings)は、この発表と同時にホリフィールドの独自の大麻ブランドの立ち上げも発表した。「大麻こそが我々がキャリアを通じて、本当に必要としていた治療薬だった」と、ホリフィールドはプレスリリースで述べている。
タイソンが伝説の耳噛み事件を商売のネタにするのは、これが初めてではない。彼は、3月に「マイク・バイツ」というエディブルを発売したが、この商品はタイソンが噛みちぎったホリフィールドの耳の形を再現した大麻入りのグミだった。
史上最強のハードパンチャーとして知られたタイソンは、1986年に20歳で史上最年少のヘビー級チャンピオンとなったが、スポーツ以外でも物議を醸すことが多かった。彼は、18歳の女性をレイプした容疑で有罪判決を受けて3年間を刑務所で過ごし、出所後の1995年にリングに戻ったが、1996年と1997年のヘビー級タイトルマッチでホリフィールドと戦った結果、2回とも敗れていた。
タイソンは今回のコラボについて、ハフィントン・ポストの取材にこう話している。「もしあの当時、俺が大麻をやっていたら、ホリフィールドの耳を噛んだりしなかったはずだ」
(forbes.com 原文)