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2022.11.19 08:40

ターゲットが新たな店舗構想を発表 大規模店舗を開設へ


また、デザインにはサステナビリティーが盛り込まれている。同社の店舗やその運営は、2040年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す同社の目標達成で重要な役割を担っている。

今後新たに設置される店舗や改装店舗では、同社の二酸化炭素排出量を減らすための自然冷媒(二酸化炭素)や、顧客向けの電気自動車(EV)充電器が設けられる予定で、多くの店舗では屋上に太陽光パネルが設置される。

またターゲットは、チームメンバーが成功の中心的存在であると考えている。そのため同社は、売り場を離れる販売担当従業員に、より良い環境を提供することに投資してきた。改装された従業員向けオフィスなどの空間では、チームのさまざまなニーズに応じて模様替えができる柔軟な部屋が提供され、ボックス席など快適な家具が提供されている。

2023年からは、同社の約200軒の店舗全面改修の半数以上と約30軒の新店舗のほぼ全てに新たなデザイン要素が盛り込まれ、2024年からは全ての改修店舗と新店舗が新たな店舗デザインの要素の大部分を取り入れることになっている。

ただ同社は、小規模な都市型店をやめることは考えていないことを示唆した。

ターゲットの広報担当者は「当社の小規模店舗では即日のフルフィルメントが可能だ」と述べ、「小規模店は注文受け取りがあり、駐車場もある場合は車に乗ったままのサービス提供にも取り組んでいる。また、チェーンの全店舗からの出荷も引き続き行なっている」と続けた。

forbes.com 原文

翻訳・編集=出田静

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